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電子キーボードとシンセサイザーは何が違う?
楽器のキーボードというと、ピアノやオルガンのような鍵盤楽器を連想しますよね。簡単に言えば、キーボードは鍵盤のこと、シンセサイザーは電子回路で音を出すものです。対してシンセサイザーは、自分で音を作ることができます。つまり、オルガンやエレクトーン、ピアノなどの鍵盤がキーボードで、自分で音が作れる装置がついていればシンセサイザーと呼びます。
バンドではピアノの音だけでなく、他の楽器や特殊な装飾音を出すことも多いです。自分の求められるものがピアノ音だけなのか、特殊な装飾音も必要なのかなどをはじめに確認しておきましょう。
キーボードの選び方
キーボードを選ぶのに悩むのが、選ぶ基準ですよね。ここでは、キーボードの選び方になる基準やおすすめをご紹介します。
バンドで使うなら持ち運びやすい軽量がおすすめ!
バンドで使うなら、学校・レンタルスタジオなど様々な場所で練習することになりますよね。一人で練習するときにはカラオケボックスなども使うかも知れません。また、路上ライブを行うバンドもあると思います。キーボーディストにとって、キーボードの重量はとても重要です。ほとんどの人が週に1回くらいは持ち運ぶことになると思いますが、できるだけ軽いほうがいいですよね。キーボードの重量は、軽いもので4kgから、重いもので20kg超えのものまでと様々。女性の場合、10kgだってきついですよね。キーボードを選ぶポイントの1つとして、できるだけ軽いものを選択するのがおすすめです。
その他のポイントとしては、サスティンペダルを取り付けられるかどうか。サスティンペダルとは、音を伸ばすことができる足踏みペダルのことです。音のつなぎを滑らかにし、表情豊かな演奏ができます。最初は使わなくても、上達するにつれて使いたくなると思うので、はじめから使える仕様のものを選ぶのが賢明ですよ。サスティンペダルが使えるかどうかは、プラグを挿す穴があるかどうかを確認します。インターネットで商品をチェックするなら、機能欄に「ペダル」と記載があるはずです。
プリセット音色は欲しい音で選ぶのがおすすめ!
プリセットとは、予め音がセットされているという意味で、キーボード・シンセサイザーのほとんどにはプリセット機能がついています。ピアノの音やギターの音などの様々な音色やリズムなど、数百から数千の組み合わせが可能です。プリセット機能は、一から音作りしなくても済むので初心者には便利です。プリセットされた音をそのまま使うことも、アレンジして使うこともできます。プリセットについては、後ほど「音づくり」の項で詳しく説明しますね。
鍵盤の数は汎用性の高い61鍵がおすすめ!
キーボードの鍵盤数は、49・61・64・88鍵など決まった鍵盤数があります。アップライトやグランドピアノは88鍵ですが、初心者がバンドで使う場合、88鍵では長すぎて持ち運ぶのが大変です。また、鍵盤数が多い分、お値段も高くなるし場所もとりますよね。かといって49鍵だと音の範囲が狭く、ちょっと物足りなさを感じるかも知れません。
それぞれの鍵盤数には用途別のメリットもありますが、バンド初心者におすすめなのは61鍵です。61鍵なら持ち運ぶのも可能な範囲だし、どんな曲を弾くにもカバーでき、ちょうど良い鍵盤数です。
タッチで選ぶなら軽く弾けるキーボードタッチがおすすめ!
キーボードはタッチの重さもいろいろです。ピアノを習っていたなど、ピアノ演奏の経験がある人は、タッチを重視する人も多いでしょう。タッチが重いと「弾いてる」感がありますよね。でも、鍵盤楽器がはじめての人なら、軽々とキーを押せる軽いタッチのものがおすすめです。理由は簡単で、軽いタッチのもののほうが弾きやすいからです。
ほとんどの61鍵はタッチが軽めです。持ち運びもしやすいので、バンドを始めるのにはちょうどいい軽さ。ちなみに同じモデルでも88鍵になるとピアノタッチのものが多いので、据え置きやピアノ演奏として使われます。
価格で選ぶなら将来的にも満足できる3万円以上がおすすめ
どこまで費用を出せるかということもあり、価格に関しては結構悩みますよね。でも、価格を抑えようとすると鍵盤数や機能が少なく、結局はすぐに2台めが欲しくなってしまうかも知れません。
シンセサイザーつきでない電子キーボードは価格も安いですが、将来的にシンセサイザーが必要になることが想定されるなら、3万円以上のキーボード・シンセサイザーがおすすめです。人気機種の相場は6〜7万円。また、メーカーの中ではCASIOが低価格で品質がいいということで有名です。
バンド初心者におすすめのキーボード5選
それでは、おすすめのキーボードをご紹介します。まずはバンド初心者におすすめのキーボードからご覧ください。シリーズでは異なる鍵盤数がラインナップされていますが、初心者におすすめの61鍵は軽めのキーボードタッチになっています。また、人気機種はお値段が7万円〜8万円ですが、「とりあえず鍵盤に慣れたい」という人には、5万円以下の電子キーボードもご紹介します!
初心者に大人気の軽量シンセ!「ROLAND JUNO-DSシリーズ」
ROLANDのJUNO-DSシリーズは、バンド初心者にも大人気のキーボードです。「簡単」「軽い」「音がいい」というコンセプト通り、初心者でも優しく扱えてプロ並みのサウンドが叶うことが、おすすめしたい理由です!
簡単な操作ができると同時に、PCと接続して好みのサウンドをダウンロードしたり、内臓のMIDIで音作りなどのハイパフォーマンスも可能。演奏から音作りの制作ツールとして、何通りもの機能が備わっています。電池での駆動も可能なので、路上ライブなど電源がない場所にも対応できますよ。ちなみに61・76鍵はキーボードタッチ、88鍵はピアノタッチです。
「ROLAND JUNO-DSシリーズ」のおすすめポイント!
機能がたくさんついていると、かえって迷ってしまうこともありますよね。でも、「ROLAND JUNO-DSシリーズ」ならピアノやオルガン、シンセなど大まかな9つの音色から選べるため、プリセットも簡単に使いこなすことができますよ。もちろん、慣れてきていろんな音を追求したい人には、全部で1000種類ものプリセットが対応。高品質なボイスエフェクトも内蔵しているので、マイクパフォーマンスも可能です。
- 電池駆動が可能
- 61鍵は5.3kgと軽量
- PCとの接続が可能
- MIDIを内蔵のオールインワン
- 使いやすいシンプル設定ボタン
- 自由に音色を作れる
使いたい音色をサッと出せる記録ボタンや、2つの音色を重ねるレイヤーボタン、複数の音色を分けて演奏できる専用ボタンもあり、初心者でも簡単に操作できます。
実際にシンガーソングライターとして活躍するCherseaが、ROLAND JUNO-DSを使っている動画がありました。実際の音色を聴いてみてくださいね。
初心者からプロまで幅広く対応できる「ROLAND JUNO-DSシリーズ」が一番のおすすめです。
ROLAND JUNO-DSシリーズ | |
実勢価格 | JUNO-DS61:¥78,840 JUNO-DS76:¥102,600 JUNO-DS88:¥129,600 |
特徴 | 軽量・コンパクトサイズ・簡単操作 マルチユース・電池駆動・音作りに適している |
「やってみたい」が即できる「KORG KROSS-2シリーズ」
「KORG KROSS-2シリーズ」はKORG KROSSがモデルチェンジされたもので、前作以上の人気を博しています。元々装備していた1000以上のプリセット音色に加え、制作するのに必要な様々な機能が追加され、音作り可能になったのが人気の理由です。本格サンプリングができるパッド・サンプラーやUSBオーディオMIDIインターフェースの搭載など益々充実しています。
また、61鍵では最軽量の3.8kgで、女性でも持ち運びしやすいですよ。鍵盤は、61鍵と88鍵の2種類です。
「KORG KROSS-2シリーズ」のおすすめポイント!
新たに搭載されたPCMメモリーは、ライブラリー・オプションに対応。使いたいジャンルなどからプログラムを拡張できる機能です。
また、サンプリング機能は16個のパッド・サンプラーが搭載され、端子からの入力を録音したり、本体内のサンプリングを編集することが可能になりました。
- 電池駆動が可能
- 軽量!61鍵は3.8kg
- 拡張PCMメモリー搭載でライブラリー対応
- MIDIを内蔵のオールインワン
- 使いやすいシンプル設定ボタン
- クラス初の優秀なサンプリング機能
全モデルに追加された分たくさんの機能がありますが、初心者でも感覚的に使えるシンプルなパネルレイアウト。少しずつできることが広がる喜びが味わえますよ。
「KORG KROSS-2」を使った動画はこちらです。実際の音を聴くとイメージが広がりますよ。
スタイリッシュなデザインも人気の秘密かもしれませんね。
KORG KROSS-2シリーズ | |
実勢価格 | KORG KROSS-2-61:¥79,193 KORG KROSS-2-88:¥118,800 |
特徴 | 軽量・コンパクトサイズ・簡単操作 マルチユース・電池駆動・音作りに適している |
スマホとつないで練習できる!「ROLAND GO:KEYS」
「ROLAND GO:KEYS」は、シンプルな機能とBluetoothでスマホとつなげられるキーボードです。全くの鍵盤初心者でも、レッスン動画につなげれば一人でも練習することができるのが、おすすめの理由。機能も最低限なので、まずは鍵盤の練習からという人にはもってこいです。
とはいえ、プリセットを組み合わせれば、100万通りものサウンドが実現可能。使い方次第で開拓するのも楽しみのひとつです。スマホにつなぎ、好きな曲を聴いたりセッションすることも可能ですよ。こちらは61鍵盤のみになります。
「ROLAND GO:KEYS」のおすすめポイント!
鍵盤をスラスラ弾くにはまだ練習が必要…という人も、音を重ねていくループ・ミックスなら指1本で簡単にできます。プリセットは500種類以上で、内蔵機能で録音も可能。リアルタイムでエフェクトをかけることもできます。
- スマホとつなげられる
- 軽量かつコンパクト
- 電池駆動ができる
- 指1本でループ・ミックスが楽しめる
- 使いやすいシンプルボタン
バンド演奏はもちろんスマホとつないで動画配信するなど、使い道も広がりますよ。公式の紹介動画はこちらです。
多機能だと使いこなせないという人には、とっつきやすさNO.1の「ROLAND GO:KEYS」がおすすめです!
ROLAND GO:KEYS | |
実勢価格 | ¥42,120 |
特徴 | スマホと連動・軽量(3.9kg)・コンパクトサイズ 簡単操作・電池駆動・音作りに適している |
本格派を目指すなら「YAMAHA MXシリーズ」
YAMAHAのMXには88鍵と61鍵、49鍵があり、バンドで使用するなら61鍵がおすすめです。88鍵はピアノの音色を追求したキーボードですが、61鍵は搭載機能がバンド仕様になっているからです。
YAMAHAの最終章とも謳われるMOTIFシリーズ直系の1000種類以上の音色は、音作りやステージにうってつけ!その他にもバンド演奏でよく使われる様々なエフェクターも装備され、プロ級のサウンドが手に入ります。
「YAMAHA MXシリーズ」のおすすめポイント!
製品ページからは、多数の音色をダウンロードして本体にロードできます。著名なバンドのフレーズや、今すぐ使えるたくさんの音色データが自由に使えて便利ですよ。USB オーディオMIDI インターフェース機能が搭載されているので、PCやMACにつなげて本格的な音楽製作にも使え、初めて購入しても長く使えます。iPhoneやiPadとの連携もでき、iPhoneを拡張機能として使ったりiPadで音作りなんてこともできるのです。
- 高品位な音
- 音作りに有効な音色をダウンロードして使える
- 電池駆動ができる
- 指1本でループ・ミックスが楽しめる
- 初心者も使いやすいインターフェース
「YAMAHA MX49/61」の使い方を、インストラクターが説明する動画が公式サイトにありました。じっくりと解説を聴くことができますよ。興味のある方はぜひお聴きください!
YAMAHA MXシリーズ | |
実勢価格 | MX88:¥118,700 MX61:73,186¥ MX49:64,800¥ |
特徴 | 軽量(MX61は4.8kg)・高品位 簡単操作・音作りに適している |
路上ライブに最適!「YAMAHA piaggero NP-12」
スリムで、かつ軽量!頻繁に持ち運んだり、場所を取らない路上ライブなどを前提にしているなら、「YAMAHA NP-12」がおすすめです。電子キーボードなので音作りなどには向きませんが、目的がキーボード演奏に特化しているなら、シンプルで初心者には扱いやすいですよ。
「YAMAHA NP-12」のおすすめポイント!
YAMAHAのコンサートグランドピアノからサンプリングしたというピアノの音色を中心に、オルガンやエレクトーンなど鍵盤10種の音色が使えます。キーボードは強弱がつけられるタッチレスポンスつき。アコースティックピアノが必要なバンドや、家での練習用に2台めを購入したい人にもおすすめです。
- スリムで軽量
- タッチで強弱が表現できる
- 電池駆動ができる
- ピアノ中心に10種類の音色を搭載
実際の音は、公式サイトで聴くことが可能ですよ。
YAMAHA piaggero(ピアジェ―ロ)NP-12 | |
実勢価格 | ¥20,628 |
特徴 | 軽量(4.5kg)・スリムサイズ 簡単操作・電池駆動 |
シンセサイザー機能はまだ必要ないという人は、手軽な電子ピアノという選択肢もアリ。
本格的なサウンドが人気
次は、ちょっと本格的なサウンドが人気のキーボード・シンセサイザーをご紹介します。初心者だけどこれからがっつり取り組むぞ! と意欲のある人は注目ですよ。
ROLAND FAシリーズ
「ROLAND FAシリーズ」はプロも使用するミュージック・ワークステーションなのに、直感的に扱えるハイレベルなシンセサイザーです。音楽制作に必要なクオリティーと、スピーディなワーク・フローを追求しています。プロ用のクオリティを持つエフェクトやリアルタイム・コントロールは、ライブから音楽制作までやりたいことを十二分に実現してくれますよ。
また、トラック・シーケンサーの全16パートには個別にMFXを利用でき、本体だけで完成度の高い曲づくりが実現できます。
※MFXとは、規格化されたプロ仕様のフォーマットのこと
「ROLAND FAシリーズ」のおすすめポイント!
音源モジュールINTEGRA-7から2,000以上のトーンを継承したという「FAシリーズ」は、プロミュージシャンの定番ともいわれています。初心者を卒業し、より本格的な音楽活動を目指すなら「FAシリーズ」がおすすめです。
- スピーディなワーク・フロー
- リアルタイム・コントロール
- ハイクオリティなエフェクト
- USB経由でPCとのDAW連携が簡単
- あらゆる音楽制作に対応
- ライブで直感的な演奏が可能
- 16トラック・シーケンサーで楽曲製作しやすい
- 鍵盤数は61・76・88鍵
「ROLAND FAシリーズ」の音は、動画で聴くことができます。
ROLAND FAシリーズ | |
実勢価格 | FA-06:¥127,440 FA-07:¥167,400 FA-08:¥178,200 |
特徴 | プロ仕様の音楽制作・ライブで直感的な演奏 |
「CASIO PriviaPX-5S」
CASIOの一つ上の電子ピアノが、「CASIO PriviaPX-5S」です。電子ピアノと侮るなかれ。演奏時に繊細な強弱を表現できるのがおすすめしたい理由です。
グランドピアノとデジタルピアノを融合した独創的なハンマーアクションを実現。グランドピアノのハンマーアクションを採用しながらも、音を発する時間を極限まで短くした3センサーの構造で、アコースティックとデジタルのいいとこ取りに成功しています。
ピアノを弾き慣れた人をも満足させる象牙調・黒檀調鍵盤は、指にしっくりとくるしなやかな触り心地。他にもアルペジオ機能や16,256段階の繊細な強弱表現が可能など、ハイクラスなサウンドを生み出せますよ。
「CASIO PriviaPX-5S」のおすすめポイント!
88鍵と鍵盤数がピアノ並みなのに電池駆動が可能で、11.1kgと軽量なので、ライブや野外演奏などにも重宝しますよ。また、61鍵は既に持っているという人が、より本格的な音作りをしたいときの2台目としてもおすすめです。
- 独自のピアノハンマーアクション採用
- ピアノタッチ
- 370種類の音色
- 電池駆動が可能
- オーディオ・イン、ライン入力・USB・MIDIなど多彩な端子
- レッスン機能搭載
- 88鍵なのに11.1kgと軽量
- 16,256段階の繊細な強弱表現が可能
- PCに接続できる
CASIO PriviaPX-5S | |
実勢価格 | ¥84,996 |
特徴 | 88鍵・ピアノタッチ・電池駆動 軽量・録音やPC接続可能 |
コンパクトなステージピアノ「YAMAHA CP4 STAGE」
プロも愛用する本格ステージピアノが「YAMAHA CP4 STAGE」です。アコースティックピアノと見紛う木製&人口象牙の鍵盤で音も本格的なのに、スリムで持ち運びも簡単なコンパクトタイプ。ステージで生ピアノの音を追求する人が行き着く、YAMAHAの最高峰です。
「YAMAHA CP4 STAGE」のおすすめポイント!
ピアノ好きにおすすめなのは、グランドピアノにサンプリングされた音色です。YAMAHAでも最高峰のグランドピアノからのサンプリングが格納されているため、ステージはもちろん、自宅で練習するときも格別ですよ!
- 本格鍵盤で確かな弾き心地
- グラピとエレピからサンプリングされた6種類の音
- 226プリセット他多彩なエフェクト
- 扱いやすいシンプル設定
- 同クラスでは軽量の17.5kg
- スリムなボディ
最大4つまで外部MIDIとの切り替えが可能なので、他のキーボードと併用する際、マスターキーボードとしても活躍します。
YAMAHA CP4 STAGE | |
実勢価格 | ¥199,800 |
特徴 | プロ仕様の音楽制作・ライブで直感的な演奏 |
生産完了品にはなっていますが、まだまだ市場に出回っている人気の楽器です。ネット通販や実際の店舗で出会えますよ。
自宅でゼロから練習するなら
「本当に鍵盤楽器が初めてです!」という人は、学習機能付きのキーボードがおすすめです。ナビゲートつきキーボードなら、ゼロからの人でも始められますよ。
経験ゼロでも大丈夫! 「CASIO 光ナビゲーションキーボードLK-511」
鍵盤楽器の経験がまったくなくても簡単に一人で練習できるのが、「光ナビゲーションキーボードLK-511」です。弾くタイミングに合わせて、弾く場所の鍵盤が光るので、光を追って弾くだけ。光に合わせて弾き慣れたら、徐々に光なしで弾くことに移行して、段階的に練習できます。これなら一人でも簡単に練習することができますよ。
「CASIO 光ナビゲーションキーボードLK-511」のおすすめポイント!
機能のひとつ「らくらくモード」は、どの鍵盤を弾いても正しいメロディが演奏できるようになっています。運指が追いつかないという人も、まずは曲に合わせて指を動かすタイミングを覚えることができますよ。
- らくらくモードで曲のリズムが覚えられる
- 光ナビでステップアップの練習が可能
- 運指音声機能付き
- 高性能なAiX音源採用
- 採点システム搭載
- 200曲のサンプルとエフェクト
- PCやスマホと接続可能
ゲーム感覚でメロディーをマスターできるメロディマスターなどもついており、ゼロからでもかなり色々なことができるのが魅力です。
CASIO電子キーボード61光ナビゲーションキーボードLK-511 | |
実勢価格 | ¥23,487 |
特徴 | プロ仕様の音楽制作・ライブで直感的な演奏 |
バンド初心者がまず求められる「音づくり」を理解しよう!
バンド初心者のキーボード担当がまず求められるものとは、「音作り」です。でも、初めて触るシンセサイザーにドギマギしてしまう人も多いのではないでしょうか。そこで基本の音作りについて、ご紹介します。
プリセットの使い方やアレンジ法を知ろう
音作りと言っても、最初から音を紡ぎ出すのはちょっと難しいですよね。誰でも一番しっくりくる音を、プリセットから探すことから始めるのではないでしょうか。でも、いつもピッタリする音があるとは限りません。必ず「もうちょっとこうしたい」が出てくるはず。
プリセットを使いこなすには、パラメーターを操作して自分の好みにアレンジしてみましょう。難解そうに見えるたくさんのツマミも、覚えてしまえば強力な武器として使えますよ。ここでは、アレンジする際に必要な3つの要素をご紹介しますね。
「音作り」に必要な3つの要素
シンセサイザーには、大きく分けて以下の3つの要素があります。
- オシレーター(VCO)
- フィルター(VCF)
- アンプ(ADSR)
オシレーターは、基本となる波形です。様々な波型があり、それぞれ「ブー」とか「ビー」とか異なる音になっています。
フィルターは、オシレーターで選んだ波型を変化させるものです。周波数をカットしたり、カット部分を強調し(レゾナンス)、カットとレゾナンスを組み合わせてフィルターを動かします。
最後にアンプですが、アンプは音量の調整機能です。ADSRはそれぞれ「アタック」「ディケイ」「サスティン」「リリース」の頭文字で、音量を調節する時間やレベルを表すものです。
- アタック(ATTACK TIME):鍵盤弾いてから音が出るまでの時間
- ディケイ(DECAY TIME):レベルに到達するまでの時間
- サスティーン(SUSTAIN LEVEL):鍵盤を押している間の音量
- リリース(RELEASE TIME):鍵盤を離してから音が消えるまでの時間
アタックは音のたち上がりなどという言葉で表現されることも多いですが、ADSRとは簡単に言うと、指が鍵盤を弾いて出た音が消えるまでのことです。シンセサイザーの音作りは、オシレーターで音の波形を選び、フィルターとアンプを動かして表情をつけるという手順ですね。プリセットを使う際は、アンプで音のたち上がりのスピードや余韻の問題を解決できることが多いですよ。
また、シンセシザーのプリセット音には、音が長く伸びる持続音系(オルガンやストリングスなど)と、自然に音が消えていく減衰音系(ピアノや管楽器など)があります。色々試してみて、「これだ!」という音を作ってみてくださいね。
バンド初心者に最適なキーボードを選んでバンドを楽しもう!
色々と書いてきましたが、バンド初心者がキーボードを選ぶ際に最も重要なのは、「何をしたいか」です。バンドを組んでキーボードを弾く場合、自分のバンドでどんな音が求められるのかをしっかりと把握しましょう。
バンド初心者におすすめなのは、61鍵で軽量のキーボード・シンセサイザーです。メーカーは、ROLAND・YAMAHA・KORG・CASIOから選べば間違いないでしょう。
ご紹介したおすすめの楽器で気になるものはありましたか?ぜひ、お気に入りの楽器を手に入れて、バンドを楽しんでくださいね!