子供にピアノを習わせたい！最適な年齢は？

ピアノは数ある楽器のなかでも習得が難しいと言われています。大人になってからピアノレッスンを開始する人も多くいますが、始めるならなるべく若い年齢のときが良いでしょう。

具体的には4～7歳までに習わせることが良いとされています。なぜ4～7歳までなのかというと、この時期の子供は音に関する「聴感覚」が急速に発達するからです。7歳以降はこの「聴感覚」の発達が止まったまま、横ばいで推移していくため、ピアノを始めるならこの時期が最適なのです。

「聴感覚」に変化が訪れる時期にピアノの練習をしたり、すばらしい音楽を聴くことで、ほかの年齢から始めるよりも、上達が早くなるなど、高い効果を望むことができます。

4～7歳の幼少期は能力がグンと伸びるため、子供にピアノを習わせるなら、始める時期を考えましょう。

ピアノを習うことで得られるメリットを解説

子供にピアノを習わせる理由はさまざまあるかと思いますが、ピアノを習うことはただ上手に演奏できるようになること以外にも、得られるメリットがあります。

ここでは、子供にピアノを習わせることで得られるメリットを３つご紹介します。

忍耐力が身につく

子供のころにからピアノを習うと忍耐力が身につきます。冒頭でもご紹介した通り、ピアノは楽器のなかでも習得が難しく、何度も反復練習をすることが必要となります。弾けない箇所やわからない場所は何度も繰り返し練習を行うことでしか上達しません。

難しいと思ってもできない箇所を繰り返し行うことで、困難を乗り越える心や、諦めない心が芽生え、それが忍耐力へとつながります。忍耐力は大人になってからも非常に大切な要素になりますが、ピアノを習わせることで、子供のころから自然に身につくようになります。

運動神経にも良い影響を与える

ピアノを弾くことは運動神経に良い影響を与えると言われています。

運動するうえでリズムを上手にとることや刻むことは必要な要素となりますが、ピアノ演奏はリズム感を養うことができるため、それが運動神経の向上にも活かされます。

また、ピアノは聴覚や視覚と両手の指の動きを連動させる必要があります。脳を使い、刺激することが運動神経にも良い影響をおよぼすのです。

勉強がよくできるようになる

勉強がよくできるようになるのもピアノを習うことで得られるメリットの一つです。

ピアノを弾くには指を使用しますが、これにより脳が活性化されます。さらに海馬（かいま）という記憶力や空間学習能力を司る器官も発達することにより、学習能力の向上がもたらされます。

ピアノで一つの楽曲を完璧に演奏するには、指の運びを記憶しておく必要があります。それにより、子供の脳をしっかり刺激することが可能となるのです。

ピアノの練習は独学？教室？どちらがいい？

ピアノを子供に習わせることで忍耐力が身についたり勉強ができるようになるなど、演奏以外にもメリットが得られるため、習わせたいと思う親御さんも多いでしょう。

では、実際にピアノを習わせようとした場合、独学で練習するのか教室に通うのか、どちらを選択することが良いのでしょうか？

独学か教室に通うのかを選ぶのは、お金も必要になるため、親御さん次第になってきますが、オリエンタスナビ編集部ではピアノ教室に通わせることをおすすめします。

ここからは、なぜピアノ教室に通たほうが良いのか、そこで得られるメリットをご紹介します。独学がダメな理由も解説していますので、比較しながら確認してください。

ピアノは独学で習得することは難しいため、習得を目指すのなら教室に通わせましょう。ピアノ教室に通わせる際はグループレッスンとマンツーマンレッスンのどちらを選択するかで迷われることもあるかと思います。

お子さんにとっては同じ年齢の子も一緒に学べるグループレッスンのほうが、友達ができたりなどメリットが多そうな感じもしますが、それは大間違いです！ピアノ教室では必ずマンツーマンレッスンを選択し、お子さんを通わせてください。

グループレッスンは講師のアドバイスが直接受けられず、誰でもできるレベルのレッスンしか行われないため、早い上達が目指せるのか疑問が残ります。

一方、マンツーマンレッスンでは講師から1対1で教えてもらうことができます。ヒアリングによって、その子に合ったカリキュラムが組まれるため、子供一人ひとりに合わせたレッスンを受けることが可能です。何か疑問があっても講師に直接聞くことですぐに解決できるメリットもあります。グループレッスンとマンツーマンレッスンを比べれば、子供にとってどちらがよいのかは明らかですよね。

ピアノ教室を選ぶポイントは？

子供にピアノを習わせるためには教室選びも慎重に行う必要があります。良質なピアノ教室はこれからご紹介する５つのポイントによって選択すると良いでしょう。

お子さんに良質なレッスンを受けさせるには、５つのポイントを重視してピアノ教室を選ぶことが大切です。上記で紹介したポイントを満たしている大手教室や個人教室であれば、満足できるレッスンが受けられるでしょう。

おすすめの子供向けピアノ教室３選

みなさんのなかには、どの教室がいいのか判断できずに迷ってしまう人もいるでしょう。そんな親御さんのためにオリエンタスナビ編集部がおすすめするピアノ教室を３つご紹介します。

どれも子供向けのピアノ教室でしっかりとしたカリキュラムが確立されているため、お子さんを安心して通わせることができます。お近くに良い教室がないという人は、候補の一つとして検討してみてください。

①シアーミュージック

おすすめ度：

シアーミュージックは全国で67の音楽教室を展開。ピアノレッスンはそのうち65校舎で開講しています。

シアーミュージックのメリットは講師の質が高い点。講師に対する研修も行われているため、お子さんを安心して預けられます。カリキュラムは一人ひとりの特徴に合わせたプログラムを採用。

入会した場合、練習ブースが無料で使用できるため、自宅でピアノ練習すると音が気になる人ものびのびと演奏することが可能です。

レッスンはフレックス制が採用されているため、忙しくても通いやすくなっています。シアーミュージックはライブイベントやプロモーションの機会も豊富にあります。

【講師の質】
シアーミュージックのピアノ講師は、音楽の専門学校を卒業した人や音大の出身者で構成されています。講師の採用人数は応募者全体の5％のみとなっており、採用された後も300時間におよぶ研修を受けさせるなど、質の高い講師の育成に取り組んでいます。ピアノのジャンルはクラッシックやポップス、ジャズなど多彩です。講師の質で教室を選ぶならシアーミュージックが最適です。

【価格】

※無料体験レッスンあり

【カリキュラム】
シアーミュージックはレッスン開始前にヒアリングとカウンセリングが行われます。一人ひとりの特徴に合わせてレッスンプランが考えられるため、早い上達が可能となります。

カリキュラム内容は指使いや姿勢などの基礎的なことに加え、演奏レッスンがメインです。練習したい曲も自由に行える点や、楽曲の難易度が高くても、簡略化した演奏の仕方を講師が教えてくれるため、ピアノを楽しみながら行うことが可能です。

【レッスンの入れやすさ】
レッスンは時間や曜日が自由に決められるフレックス制を採用。スマホやパソコンからレッスンの予約やキャンセルを行うことができます。レッスンを予約した日に急遽予定が入ってしまった場合、前日の17時までに連絡すればキャンセルできます。キャンセルしたレッスンは振替できるため、忙しい人にも便利です。

【通いやすさ】
シアーミュージックではピアノレッスンを全国65校で開講しています。どの校舎も好立地にあり、最寄駅から徒歩圏内で通えるため、アクセスのしやすさも抜群です。

※シアーミュージックでピアノレッスンを開講している各教室の住所・アクセス方法はこちらから確認できます。
⇒シアーミュージック・レッスン会場

シアーミュージックは現在無料体験レッスンを受付ています。気になった人、どんなレッスンが行われるのか確認したい人は、ぜひ下記のボタンをクリックして詳細を確認してみてください！

②EYS-Kids

おすすめ度：

EYS-Kidsは全国で30校の音楽スクールを展開しているEYS音楽教室の子供向けスクールです。EYS-Kidsは入会した人に電子ピアノがプレゼントされるため、自宅にピアノがなくてもレッスンを始めることが可能です！

EYS-Kidsはお子さん一人ひとりに合ったカリキュラムやテキストでレッスンが進められます。担当の講師と相性が合わなかった場合でも、講師を変えて無料レッスンが受けられる「ENJOY保証制度」を実施しています。相性の良い講師が見つかるまで自由に変更可能なため、相性が合わないことでストレスを受けることなく楽しく練習できます。

入会すると全国どこのスタジオでレッスンを受けても良いため、その日の都合に合わせて教室変更も可能です。料金についても通わせやすい価格を実現。メリットが多いピアノ教室と言えるでしょう。

【講師の質】

EYS-Kidsのピアノ講師は音楽の専門学校や音大の出身者、プロミュージシャンとして活動経験をもつ人が在籍しています。採用には厳しい基準が設けられており、講師として採用後も研修を受講しなければならないなど、質の高さは保証できます。

上から目線で教える・怖い・厳しい講師は排除し、子供のやる気や可能性を引き出すことを第一に考えてくれます。満足度チェックや講師を変更できる「ENJOY保証制度」によって子供が楽しくピアノに取り組める環境がそろっています。各ピアノ講師の情報や経歴は公式サイトから確認することが可能です。

【価格】

※無料体験レッスン受付中

【カリキュラム】
EYS-Kidsのカリキュラムは一人ひとりの特徴や性格を知り、それに合わせた練習方法を用いてレッスンが進められます。ピアノを初めて行う人の定番として知られる教科書「バイエル」ですが、誰にでも合うとは限りません。EYS-Kidsでは、「バイエル」を無理にやらせようとはせず、イラストの多いテキストを利用するなど、お子さんに合わせた選択をしてくれます。1年に1度、レッスンの成果を試す発表会を開催するなどイベントにも力を入れています。

【レッスンの入れやすさ】
レッスンはフレックス制と固定制の2種類から選択できます。フレックス制の場合、毎回時間も場所も選ぶことができるため、予定が多いお子さんに向いています。予約日の変更も可能です。

固定制は毎回予約することが面倒な人におすすめです。急なキャンセルでも受付けており、行けなくなった分は補講が無料で受けられます。レッスン日の予約・キャンセル・変更などはすべてネットで行うことができます。

【通いやすさ】
EYS-Kidsは全国30校舎でピアノレッスンを開講しています。最寄駅から徒歩数分で通える教室が多いため便利です。なかには最寄駅から遠く、時間がかかる教室もあるので、通う前に通いやすさを確認しておきましょう。

※EYS-Kidsでピアノレッスンを開講している各教室の住所・アクセス方法はこちらから確認できます。
⇒EYS-Kids・レッスン会場

EYS-Kidsは現在無料体験レッスンを受付けています。気になった人、どんなレッスンが行われるのか確認したい人は、ぜひ下記のボタンをクリックして詳細を確認してみてください！

③カワイ音楽教室

おすすめ度：

カワイ音楽教室は4歳からピアノのマンツーマンレッスンを開講している音楽教室です。ピアノコースは初めて行う子供向けと、コンクールで入賞を目指したい、将来ピアニストになりたい子供向けのハイレベルコースなど、レベル分けされたレッスンを実施。価格は地域や教室によって異なりますが、低価格を実現しているのも魅力となっています。

カリキュラムは一人ひとりのお子さんに合わせて行われるため、楽しみながらピアノが学べます。発表会やコンクールなど、腕試しをする機会も設けれられています。

【講師の質】
カワイ音楽教室のピアノ講師は音楽の専門学校や音大の出身者、保育・幼児教育などの大学、短大出身者で構成されています。採用試験では、ピアノの実技とともに、筆記や面接も行われます。採用後も支店研修を受講する必要があるなど、質の高い講師の育成に取り組んでいます。

【価格】

※体験レッスン受付中（有料）

【カリキュラム】
カワイ音楽教室のカリキュラムはお子さん一人ひとりの個性を伸ばすレッスンが特徴となっています。「サウンドツリー」という独自のテキストに取り組むことで、ピアノを楽しく弾くことができ、表現力も身につけることが可能です。テキストはレベルごとに分かれているため、進み具合によって親御さんもお子さんの成長具合を確認することができます。

【レッスンの入れやすさ】
レッスンを行う日は教室によって異なります。東京のMS表参道のレッスン日を例に挙げると、月曜日～日曜日の10時～21時まで受け付けています。通う教室によっては、レッスン日や時間が固定されている場合もあるため、事前に確認しておく必要があります。

※各教室のレッスン日や時間はこちらから確認してください。
⇒カワイ音楽教室 教室検索

【通いやすさ】
カワイ音楽教室は全国に数多くの教室があり、ピアノレッスンが開講されています。大都市の教室は最寄駅から徒歩圏内で通える便利な立地にある一方、地方の教室は最寄駅から遠い場合もあるので、事前に通いやすさを確認しておく必要があります。

※カワイ音楽教室でピアノレッスンを開講している各教室の住所・アクセス方法はこちらから確認できます。
⇒カワイ音楽教室・レッスン会場

カワイ音楽教室は現在体験レッスン（ピアノチャレンジ）を受付けています。気になった人、どんなレッスンが行われるのか確認したい人は、ぜひ下記のボタンをクリックして詳細を確認してみてください！

ピアノを練習しない子供への対処法は？

子供を良質な教室に通わせたからといって安心！というワケではありません。ピアノは習得の難しい楽器の一つなので、教室だけではなく自宅での練習も欠かせません。

しかし、練習が楽しく感じられなくなると、ピアノを自ら習いたいと言った子供でさえも、「練習したくない」や「やめたい」など言い出すことがあります。

ピアノの練習をしてくれない子供をもつ親御さんにとって、どのようにやる気を出させるのかは大きな悩みの種の一つだと思います。ここでは、練習に飽きたり、やりたくなくなった子供に対する対処法をご紹介するので参考にしてください。

子供がピアノの練習を継続して行うには、「ピアノ＝難しい」ではなく「ピアノ＝楽しい」を感じさせる必要があります。もしも、子供が練習しなくて困った事態に陥った場合、ご紹介した方法を試してみてください。

メリットたくさん！子供と一緒にピアノを楽しもう

子供にピアノを習わせたい理由は、さまざまあるかと思いますが、やることで忍耐力が身についたり、運動神経や脳の発育に良い影響を与えるなどのメリットが得られます。

ピアノを習わせたいと思っても独学では身につかないため、プロの講師がいる良質なピアノ教室に通うことを選択してください。

難しいピアノを子供が楽しみながら練習できるよう、親御さんも一緒に楽しんだり、応援することも忘れないでくださいね。

子供にピアノを習わせたいと考える親御さんにとって、この記事が少しでもお役立ちできれば幸いです！