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キーボードと電子ピアノの違い
キーボードと電子ピアノは似ていますが、それもそのはず。電子ピアノはキーボードの1種なのです。キーボードの定義は広く、鍵盤楽器を意味しています。
キーボードと電子ピアノの違いは、生ピアノの再現度です。
電子ピアノはエレクトリックピアノとも呼ばれ、ピアノの音を電子音で再現しています。電子ピアノの鍵盤数は生ピアノと同じ88鍵で、音色も非常に生ピアノに近いです。それなのに生ピアノより軽量で、価格も数万円程度なのでメリットが多いのが特徴です。ヘッドフォンをつけて演奏できるので音量の問題もクリアできます。
キーボードも電子ピアノと同じく、電子音でピアノに近い音色を再現します。しかし、電子ピアノと比べると、軽い音色・軽い鍵盤なので生ピアノとは違った印象になります。また、キーボードの鍵盤数は61鍵のものが多く、生ピアノの代用にはならないのがデメリットです。
本格的にピアノを習いたい人には不向きですが、趣味で始めた人にとってはキーボードのほうが価格が安くてお手軽です。
キーボードとシンセサイザーの違い
キーボードとシンセサイザーはひと括りにされがちですが定義は違うのです。
キーボードには鍵盤がありますが、シンセサイザーには鍵盤がないものも存在します。キーボードは先述にある通り鍵盤のことで、シンセサイザーは音源モジュールと呼ばれる電子機器のことです。シンセサイザーにキーボードがくっついたもの・キーボードがくっついていないもの、どちらもシンセサイザーのことを指しています。
キーボードとシンセサイザーの違いは音の自由度です。
シンセサイザーは様々な音を作ることができるのです。ドラムのリズムを刻んだり、ギターの音色を奏でることも可能です。シンセサイザーは自由自在に音色を調整できるので、ロックバンドなどでよく使われています。
一方、キーボードは音色は固定のものしか選択できず、シンプルな作りとなっています。しかし、現在はキーボードも進化してシンセサイザーのような機能がついているものを販売されているため、定義は曖昧になってきています。
キーボードはピアノに近い音色がメインとなるので、ピアノの音色を活かした演奏・バンドに向いているといえます。
失敗しないキーボードの選び方
キーボードは趣味やバンド向きの楽器であることはご説明しましたが、その用途によって適切なキーボードが変わります。ここでは、趣味でキーボードをやりたい人・バンドでキーボードをやりたい人に向けて、キーボードの選び方をご紹介します。
趣味で使うなら手頃な価格か
生ピアノほど本格的なものにこだわらないのであれば、価格がお手頃なもので十分です。価格が安いものだと1万円程度からとなっています。ただし、あまり安すぎるキーボードだと音色の変化が少ないものが多く、鍵盤が軽すぎることがありますので注意してください。
趣味向けにおすすめのキーボードはこちらです。
バンドで使うなら鍵盤数は多すぎないか
バンド活動などで使用する場合は、練習スタジオやライブ会場へ持ち運ぶことも考えられます。その際、あまりにも大きなキーボードだと移動が大変なので、鍵盤数が少ないキーボードがおすすめです。61鍵なら軽量で、ケースに入れて持ち歩くことが可能になります。49鍵のキーボードもあるので、バンドで演奏する楽曲なども加味して選びましょう。
バンド向けにおすすめのキーボードはこちらです。
- Roland JUNO-DS61
61鍵の機能性の高いキーボードで、オルガンやシンセの音色をメインに搭載しています。5.3㎏で持ち運びもしやすいです。お値段は7万円程度。
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自分のやりたい音楽に合ったキーボードを選ぼう!
ここまでにキーボードと電子ピアノの違いや、キーボードの選び方をご紹介しました。キーボードがあなたにとって適切な楽器であるか確認できましたか?キーボードは生ピアノを完全再現しているわけではないですが、演奏・活動の幅が広がる楽器です。ぜひ、あなたに合ったキーボードで楽しい演奏をしてください。