声優になるために自分でできること
プロの声優を目指すなら、養成所や専門学校に通う他にも、自分でできることは積極的にチャレンジしてみましょう。例えば以下のようなことで注目を集めるのもいいでしょう。
動画サイトに投稿する
自分の実力を広く知ってもらいたいなら、動画サイトに動画を投稿するのも方法のひとつです。アイドル声優志望なら「歌ってみた」や「踊ってみた」の動画を。トーク力や演技力を見てもらいたいなら「ゲーム実況」や、最近流行っている「バーチャルYouTuber(Vtuber)」に挑戦してみるのもいいでしょう。
動画を他の人に見てもらうことで、どこが悪かったのかなど評価してもらえるはず。ただし!素人のうちは自分の歌や写真を上げるのは自由ですが、プロになると商品になります。動画を投稿していたために事務所と契約が取れなくなったり、プロになった時に動画をすべて消さなければならないなど面倒なことにもなりかねません。
また、デビュー前の下手な演技をSNSなどに上げられてしまう可能性も十分にあります。後々になって恥ずかしい思いをする恐れもあることを覚悟しましょう。
SNSで実力をアピールしてフォロワーを増やす
自分の実力を隠しているだけでは誰にも気づいてもらえません。そこで、SNSなどを使って自分の実力をアピールしましょう。例えば動画サイトに動画を投稿した際に、フォロワーに通知が流れるようにするのがおすすめ。特にTwitterは情報の拡散がどのSNSよりも早いため、多くの人達に見てもらえます。
フォロワーが増えればそれだけ注目度も高くなります。注目が集まるということは、世間に実力が認められていることにも繋がります。そうなれば即戦力としても期待できますし、話題性もあるということで、声優事務所も無視できなくなるはずです。
個人サークルでの声優募集に応募して経験をつむ
経験を積むのなら実践が一番。個人サークルで作っているゲームやアニメなどで、声優を募集していることがあります。これに応募して経験を積むのもありでしょう。もしゲームやアニメが話題になれば、声をあてた人も注目されるはずです。
大学や社会人としての経験を積む
現場で活躍しているプロの中には「大学を出たり社会人としての経験を積むべき」という意見を持つ人も多いそうです。その理由は「演技の幅が広がる」から。
プロの声優として仕事をすることになった際、作品によっては社会人や大学生の役も演じなければいけません。そんな時、経験がないばかりに役がもらえなかったり、うまくいかないということもあるのだそうです。
アイドル声優を目指すのであれば、早いうちから声優を目指したほうが良いかもしれません。しかし、演技に幅を持たせたいのであれば、大学生や社会人を経験しておくべきです。
「20歳を過ぎてから声優になるのは遅いんじゃ…」と考える人もいるかも知れませんが、大丈夫です。現在活躍している声優の中にも、社会人経験者は数多くいます。例えば、独特すぎるアニメ声でテレビでも見かけるようになった金田朋子さんは、製菓会社「ブルボン」、高島屋新宿店、銀行員を経て声優になっています。アニメ「テニスの王子様」で越前リョーマ役を務める皆川純子さんは、OLをしながら養成所に通っていました。声優事務所「ケンユウオフィス」の代表を務める堀内賢雄さんは、ディスコやクラブで飛び込みのDJや司会をやっていました。大物声優の若本規夫さんは、元警察庁機動隊という異色な経歴の持ち主で知られています。
役者として声優を目指すのであれば、少しでも経験を積んでおいたほうが、後々有利に働きます。
ボイストレーニングや体作りをしておく
声優を目指すのであれば、下地となる体作りをしておいて損はありません。声優になるための練習というと、真っ先に思う浮かぶのは演技だと思います。しかし、演技の練習はプロの指導がないと上手くできるものではありません。自分ではちゃんと出来ているつもりでも、プロの目から見れば全然ダメな場合もあるのです。もし自己流で練習し、悪い癖をつけてしまったらあとで修正する方が大変です。
そこで、演技は養成所などに入ってから練習すると割り切り、先に筋トレやボイストレーニングなどで体作りをしておきましょう。声優は何時間も声で演技をしなければいけません。全身を使って感情を表現することだってあります。体を鍛えておかないと声が出せませんし、なによりスタミナが続きません。もしかしたらデビュー後に歌を歌ったり、ダンスをする可能性だってないとは言い切れません。
本気で声優を目指すなら、どんな仕事が来ても対応できるようにしっかりと体を鍛えておきましょう。
読書をして読解力や想像力を磨く
多くの本を読んで、読解力や想像力を磨きましょう。声優はただ台本に書かれていることを読み上げるだけの仕事ではありません。声だけを使って演技をしなければいけないのです。求められる演技をするためには、台本に書かれていることからキャラクターの心理状態などを読み解く必要があります。それには読解力が必要不可欠。
同じように、想像力も必要です。キャラクターが今何をしているのかを想像できなければ、演技なんてできるはずがありません。プロとして求められる演技をするためにも、読書をする習慣を身につけましょう。
実力を磨いて声優になる夢を叶えよう!
アニメやゲームなどの影響で、声優を目指す人は増えています。しかし、声優になりたいからといって、誰でもなれるわけではありません。現在、表舞台で活躍しているのはたった一握りの人たちばかりということを覚えておきましょう。それでも本気で声優になりたいのであれば、他のライバルたちよりも努力をし、実力で夢を勝ち取ってください!こちらのサイトがあなたの将来の一助になれば幸いです。