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【脱初心者】5分でソロが弾けるギタースケール入門|ポジションの覚え方からアレンジへの活用法まで

エレキギター

「コードだけじゃなくてソロも弾けるようになりたい!」
「でも、ギタースケールってなに?ソロを作るのに必要なの?」

「スケール」は、ギターのアドリブやアレンジをする際に最初にぶつかる壁です。
今回は、ギターソロを作るために初心者が知っておきたいスケールの知識をご紹介します。図を使ってわかりやすく解説をしているため、初心者でも簡単に理解できます。
さらに、スケールからギターソロを作る方法も解説します。今回の記事が、あなたの音楽理論の知識を深めて、かっこいいギターソロを作成できるようになることに貢献できれば幸いです。

スケールを使えばギターでのソロアレンジやアドリブができるようになる!

ギター
感覚でソロを作ろうとすると、不協和音になってしまったりしますよね。スケールさえ把握していれば、曲に合った音階がわかるので、初心者でも簡単にギターのソロアレンジやアドリブができるようになります!

スケールとは?「音名(Key)」と「音の間隔」の組み合わせ

スケール
スケールとは和訳で「音階」を指します。「音階」とは、「ドレミファソラシド」のことです。音楽理論的に言えば、スケールは「音の組み合わせ」を指します。
(この後もっとわかりやすく解説します。)

スケール ポイント
(視覚的にわかりやすいので、ピアノの画像で説明します。)
音階には「ド ド# レ レ# ミ ファ ファ# ソ ソ# ラ ラ# シ」の12種類あります。しかし曲中では、全ての音階が使われるわけではありません。12種類の音階から選ばれた7つの音階を組み合わせて曲が作られます。
「この曲ではこの音階たちが組み合わせられて構成されていますよ」という表記がスケールになります。1つの曲に対して、必ず1つのスケールがあります。

ポイント
「曲を構成する7つの音階を表現しているのがスケール」ということを踏まえておきましょう。

具体例として、「Cメジャースケール」というスケールを使います。
Cメジャースケール
Cメジャースケールは、「C」と「メジャー」と「スケール」という3つのブロックに分けられます。
最初のアルファベットを、「音名(key)」といいます。これが7つの音階のうちの基準音になります。「音の間隔」では、残りの6つの音が「音名(key)」からどれだけ離れているかを示します。これで残りの6つの音を特定できます。
これら2つをもっと詳しく解説していきます。

「音名(key)」とは

音名(key)とは、「この曲は何の音から始まるか」という、7つの音選びの基準になる音です。
「ド(C) ド#(C#) レ(D) レ#(D#) ミ(E) ファ(F) ファ#(F#) ソ(G) ソ#(G#) ラ(A) ラ#(A#) シ(B)」 の中から選ばれます。今回は「Cメジャースケール」なので、C(ド)の音が基準になります。

※音階には様々な呼び方がありますが、全て同じ意味です。

ド# レ# ファ ファ# ソ# ラ#
C C# D D# E F F# G G# A A# B

「音の間隔」とは

音の間隔
7つの構成音のうち、基準音がC(ド)とわかりました。しかし残りの6つの音階がわからないですよね。そこで残りの6つの音を導きだすために、次のブロック「音の間隔」を使います。
音の間隔とは、残りの音は基準音の「音名(key)」からどれだけ離れているかを表現しています。

「音の間隔」は、主にメジャー(長調)とマイナー(短調)の2種類に分類されます。

「メジャー(長調)」
→(全音上)(全音上)(半音上)(全音上)(全音上)(全音上)という配列「マイナー(短調)」
→(全音上)(半音上)(全音上)(全音上)(半音上)(全音上)という配列※1「全音」=ギターに置き換えると2フレット分、ピアノなら鍵盤2つ分
※2「半音」=ギターに置き換えると1フレット分、ピアノなら鍵盤1つ分

 

これを「Cメジャースケール」に置き換えます。

Cメジャースケール

C(ド)から全音(2鍵盤)上がると…→D(レ)
さらに全音(2鍵盤)上がると…→E(ミ)
さらに半音(1鍵盤)上がると…→F(ファ)
さらに全音(2鍵盤)上がると…→G(ソ)
さらに全音(2鍵盤)上がると…→A(ラ)
さらに全音(2鍵盤)上がると…→B(シ)

Cメジャースケールの構成音は「ド」「レ」「ミ」「ファ」「ソ」「ラ」「シ」の7つであることがわかります。つまり、Cメジャースケールの曲では、「ドレミファソラシ」を組み合わせてソロを作ればいいのです!

ちなみにギターの指板だと「ドレミファソラシ(CDEFGAB)」はここです。これらの場所の組み合わせでメロディを作れば、違和感なくソロが作れます!
ドレミファソラシ(CDEFGAB)

つまりスケールを理解すれば、ギターソロで使うべき音がわかる!

ここまでをまとめると、

ポイント
・スケールは、その曲で主に使われる7つの音の組み合わせ。
・最初のアルファベットは「始まりの音」を表している
・次の「音の間隔」である「メジャー」と「マイナー」は、「残りの6つ音がどこにあるか」を表している

ということです。これで曲のスケールがわかれば、その構成音を導き出して、自分でギターソロを作ることが可能になります。

覚えられないうちは、スケールの構成音とその配置を教えてくれるツールを使おう

ポイント
「上記のようにいちいち構成音を導き出すのが面倒臭い」
「こんなに一気に覚えられないよ!」

という人は、「Guitar Scale Book」というツールがおすすめです。スケールを指定すると、その構成音を自動で出してくれます。構成音だけではなく、ギター指板上でどこを抑えたらその音が出るのかも教えてくれるので、ギターソロを作りたい初心者におすすめです。

Guitar Scale Bookはこちら

【実践編】やりたい曲のスケールを把握して、ギターソロを作る

ライブ
「ギタースケールから構成音を導く方法はわかったけど、そもそもやりたい曲のスケールがわからない!」

という人のために、スケールを特定してからソロやアドリブを作成する方法を紹介します。
今回は、誰もが知っている曲「きらきら星」を例にあげて解説します。

①曲の「音名(key)」と「音の間隔」を見つけて、スケールを把握する

「きらきら星」のギターソロを作るために、まずはどの音たちを組み合わせるのかを把握する必要があります。きらきら星のスケール見つけるために、「音名(key)」と「音の間隔」を特定しましょう。

「音名(key)」の見つけ方

まずは、最初のアルファベットである「音名(key)」を探します。一番簡単なやり方は、主旋律(メロディ)が終わるときに、終始感のある音を探す方法です。

きらきら星の場合は、主旋律(メロディ)を辿ると、

「ドードーソーソーラーラーソーファーファーミーミーレーレードー

と、メロディが「ド」で終了しています。なので音名(key)はドである「C」になります。

「終始感ってなんだよ」と思った方は、想像してみてください。きらきら星の終わりが、

「ファーファーミーミーレーレーミーや、
「ファーファーミーミーレーレーファー

だったら終わらない感がありますよね。「ド」だったら違和感なく、曲が終わります。その音が「音名(key)」です。

どうしても音名がわからない人は、その曲メロディの最後の音を探しましょう。それが「音名(key)」になっていることが多いです。

「音の間隔」の見つけ方

「音の間隔」はメジャーかマイナーにわかれます。

判別方法は簡単です。先ほど特定した「音名(key)」の半音下の音と、全音下の音を鳴らして、どっちが曲に合っているかを判断します。半音下の音が曲に合っていたら「メジャー」、全音下の音が曲に合っていたら「マイナー」です。

きらきら星の場合だと、音名(key)は「ド(C)」です。

「ド(C)」の半音下は「シ(B)」
「ド(C)」の全音下は「ラ#(A#)」

それぞれを鳴らして比べると、「シ(B)」の方が曲調に合っているので、きらきら星のスケールは「Cメジャースケール」になります。

②スケールの構成音と配置を把握する

先ほど解説したやり方で、構成音を確認します。「Guitar Scale Book」を使うと、指板上での配置も確認できるのでおすすめです。

Guitar Scale Bookはこちら

③構成音を組み合わせてソロを作る

最後に、②で特定した構成音を好きに組み合わせて、ギターソロを作成します。これらの構成音さえ守っていれば、基本的に違和感のないアレンジができます。

ロック風の小慣れたギターソロにするなら「ペンタトニックスケール」に変えてみよう!

ギター
「ギターソロは作れるようになったけど、なんかマンネリ化してきたぞ?」

という人は、構成音からいくつか音を抜いて、使用する音を絞ってみると小慣れたメロディが作れます。音の抜き方には色々ありますが、今回は7つの音から構成される元のスケールから、「ペンタトニックスケール」という5つの構成音に減らす方法を紹介します。

メジャースケールからペンタトニックスケールに変える方法

メジャースケールからペンタトニックスケールに変えるには、音名(key)から上に数えて4番目の音と7番目の音を抜きます。

例をあげましょう。Cメジャースケールの場合、元の構成音は「ド」「レ」「ミ」「ファ」「ソ」「ラ」「シ」です。
ペンタトニックスケール

4番目と7番目である、「ファ」と「シ」を抜きます。
ペンタトニックスケール
そして残った、「ド」「レ」「ミ」「ソ」「ラ」がCメジャースケールの「ペンタトニックスケール」です。これらの音階でソロを作ります。

マイナースケールからペンタトニックスケールに変える方法

マイナースケールからペンタトニックスケールに変えるには、音名(key)から2番目の音と6番目の音を抜きます。

Cマイナースケールの場合、元の構成音は「ド」「レ」「レ#」「ファ」「ソ」「ソ#」「ラ#」です。
ペンタトニックスケール

2番目と4番目の「レ」と「ファ」を抜きます。
ペンタトニックスケール
そして残った、「ド」「レ#」「ソ」「ソ#」「ラ#」がCマイナースケールの「ペンタトニックスケール」です。これらの音階を使ってソロを作ります。

ペンタトニックスケールを使うと、使用する音の数が7つから5つに変わります。これらの組み合わせでメロディを作成すると、力強くてロックな曲調になります。ロックやブルースのギターソロを作りたいという人はおすすめです。

マイナーペンタトニックスケールについて、こちらの動画で詳しく説明しています。。ここまで理解できた人なら、すんなり見ることができるでしょう。

 

これらができるようになれば、基本的なロックのギターソロは弾けるようになります!

もっとプロみたいなソロを弾きたい!という人は…?

ギター
今回は、初心者向けに基本的なスケールを解説しました。しかし、スケールはもっと奥が深いです。
あなたが憧れているギタリストはもっと上の方の指板で弾いていたり、さらに小慣れたアレンジしていますよね。そのレベルに到達するには、まだまだ学ばなければいけないスケールは山ほどあります。
これらを独学でやるには限界があります。そこでおすすめなのが、ギター教室に通うことです。ギター教室では、ギター演奏のテクニックだけでなく、様々なスケールやアレンジ方法を1から教えてくれます。一人では学びにくい音楽理論も、先生がわかりやすく教えてくれます。

スケールを学ぶなら、ギター教室「シアーミュージック」がおすすめ!

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アドリブやアレンジを学びたいギター初心者は、予約が取りやすいシステムで通いやすい『シアーミュージック』がおすすめです。WEB予約システムを導入していて、簡単操作で予約を入れることができます。全国に店舗を構えているので、通いやすい場所を探せるのもおすすめポイント。
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あなたがスケールを理解して、ギターを楽しく弾けるようになることに、この記事がお役に立てば幸いです。

 

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