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初心者のベース弦選びで注目したい6つのポイント!交換方法も

ベース

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ベース弦は音色を決めるだけでなく、弾き心地にもかかわる重要なアイテムです。しかし、楽器屋さんの弦コーナーに行くとたくさんのベース弦があって、初めて交換する方はどれを選んだらいいのか分からないですよね。

そこで今回は、初心者の方がベース弦を選ぶ際に注目すべきポイントを6つ紹介します。実際におすすめのベース弦ランキングも紹介しますので参考になりますよ。

初心者は弾きやすいベース弦を選ぶべき

ベース

ベースを始めてすぐの初心者さんは音色で選ぶのではなく、まずは弾きやすいベース弦を選ぶのがおすすめ。太い弦や滑りの悪い弦などの弾きづらい弦は押さえるのに力が必要で、変なクセが付きやすいためです。無駄な力の入ったフォームで無理やり練習していると、左手が腱鞘炎になってしまうこともあります。

初心者のうちは弾きやすさを重視した弦を選び、練習に慣れてきてプレイスタイルや目指すジャンルが固まったら、音色などにこだわった弦選びに挑戦しましょう。

 

初心者がベース弦選びで注目するべきポイント

ベーシスト

ベース弦には様々な種類があり、自分のベースに合っているものを選ばないと使えないこともあります

必ず確認してほしいポイントと、弾きやすいベース弦を選ぶために注目してほしいポイントをあわせて紹介します。

 

ベースのスケール(長さ)に合うものを選ぼう

スケールとはベースのナットからブリッジサドルまでの長さのことで、主に4種類あります。

スーパーロングスケール: 35~36インチ(約864~914mm)
ロングスケール: 34インチ(約864mm)
ミディアムスケール: 32インチ(約814mm)
ショートスケール: 30インチ(約762mm)

このうち最も多いのはロングスケールですが、モデルによっては他のスケールの場合もあります。初めてベース弦を購入する場合は、念のためナットからブリッジの長さを測って確認してみましょう。

 

弦の本数にあわせた弦セットを選ぼう

ベース弦の本数は4本がポピュラーですが、5~7弦といった多弦ベースもあります。多弦ベースを持っている方が間違えて4弦用のセットを買ってしまうと使えません。弦セットには必ず0.45・0.65など弦の太さが記載してあります。購入する前に必ず確認して自分に必要な本数が入っているか確認しましょう。

 

初心者はラウンドワウンド弦を選ぼう

ベース弦は形状によってラウンドワウンド弦とフラットワウンド弦の2タイプに分類されますが、初心者の方におすすめなのはラウンドワウンド弦です。

ラウンドワウンド弦は表面が凸凹していて、指との接触面積が少ないので滑りが良いのが特徴です。スライドや大きなポジションチェンジがしやすく、初心者の方が基本的なテクニックを身に付けるのにピッタリ。

ギラギラとした明るい音がするのも特徴で、現代のロックやポップ系音楽との相性も良く幅広いジャンルに対応します。

対してフラットワウンド弦は表面が平らになっていて接触面が大きく、滑りづらいので慣れないとすぐ指が痛くなります。特に指の表面が柔らかい初心者の方にはおすすめしません。重低音が協調されたやわらかい音がするのが特徴で、ジャズなどのビンテージサウンドを求める方に多用されます。

最初のうちはラウンドワウンド弦で慣れて、好みのサウンドを追求したくなったらフラットワウンド弦を試してみるのが良いでしょう。

 

初心者は0.45-100ぐらいの太さを選ぼう

初心者の方は太いベース弦は避けましょう。弦が太いほど迫力のある低音が出るため好むプレイヤーも多いですが、弦を強く押さえる必要があるので初心者にはおすすめしません。

弦を押さえる左手のコツがつかめていないのに太い弦を選ぶと、無駄な力が入って腱鞘炎などになりやすくなります。弦を引っ張って音程を上げ下げするチョーキングやビブラートなどのテクニックもやりづらくなります。

また、太いベース弦は張力が強いため、むやみに張り替えるとネックが張力に負けて反ってしまうケースも多いです。反りが大きくなると音がちゃんと鳴らなかったり、弾きづらくなったりして気持ちよく練習できません。慣れている人は自分でネック調整ができますが、初心者の方は避けた方がいいでしょう。

ベース弦は太さによって大きく音色がかわるため、一つのブランドからたくさんの太さがラインナップされています。初心者の方は1弦が0.45、4弦が100か105の太さを目安としてベース弦を選んでください。基本テクニックが身につき、ネックの取り扱いなどを覚えたら太い弦にも挑戦してみましょう。

 

初心者はニッケル素材のベース弦を選ぼう

ベース弦の素材には様々な金属が使われます。素材も音色や演奏性に大きく関わる部分ですが、初心者の方は最もポピュラーなニッケル素材を選べば間違いありません。

一番普及していてみんなが聞きなれている音色のため、幅広いジャンルに対応します。販売数が多いので価格も安く、入手しやすいのも大きなメリットです。

基本のニッケルに慣れてきたら、ステンレスや銅などほかの素材も試してみましょう。

 

交換サイクルを伸ばしたいならコーティング弦を選ぼう

弦の表面を特殊な被膜で覆ったコーティング弦は、サビや腐食などの劣化から金属を守るため長く使えるのが特徴。価格は少し高くなりますが、一度張った弦を長く使いたい方にはおすすめです。

またコーティングの種類によっては指が滑りやすいものもあり、スライドやグリス奏法を多用するプレイヤーにも好まれます。

 

初心者におすすめのベース弦ランキング

ベース

ここからは、初心者の方におすすめの弾きやすさにこだわって選んだベース弦ランキングを紹介します。素材と形状は初心者向けのニッケルとラウンドワウンド弦に限定して選んでいます。太さも選び方で紹介した45~100または105で選んでいます。100と105はほとんど変わりませんのでどちらを選んでも問題ありません。

 

ランキング商品はスタンダードなロングスケール、4弦で選んでいますが、全ての商品で他のスケールと弦数も選択可能ですので必ず確認してから購入してください。

 

【1位】D’Addario  EXL170  045-100

価格:2,135円

 

ベースの弦選びで多くの人がおすすめする超定番商品です。1位に選んだおすすめポイントは、弾きやすさはもちろん、多くの人が使っていてみんなの基準となっている点です。大抵の楽器屋さんにあるため、どこに行っても手に入れやすいのもうれしいポイント。

弾き心地にも定評があり、あらゆるジャンルに対応するオールマイティな音色と言われます。価格も2,000円前後と安めで買いやすいので、いつもストックを持っておくのもいいですね。

【2位】ERNIE BALL Super Slinky Bass 045-100

価格:2,080円

2位に選出したアーニーボールも超定番ブランドの1つ。高音がよく出る音質で、スラップなど目立つプレイにも対応する幅の広さがおすすめのポイント

1位のダダリオと比べるとテンションが低めで、指への負担が少なくなるため、ダダリオが弾きづらかったという方も試してみましょう。ネックにかかるテンションも軽減するので、ネックが順反気味の方もぜひ使ってみて下さい。

【3位】Elixir NANOWEB ニッケル 045-105

価格:4,011円

ギター弦でも有名なエリクサーはコーティング弦で寿命が長く、交換サイクルを伸ばせるのがおすすめポイント。弦交換が苦手で、一度張ったらなるべく長く使いたい方にピッタリ。

値段は高めですが、寿命の長さを考えるとトータルコストは変わりません。音色の変化が少ないので、交換直後の音を長持ちさせたいという方にもおすすめです。

 

【4位】WARWICK ニッケルメッキ 045-105

価格:980円

ワーウィックはドイツのベースメーカーで、ベース弦などの関連商品もリリースしています。4位に選んだポイントはなんといっても圧倒的な安さ。4本セットが千円以内というのはベース弦としては破格です。

安いからといって評判も悪くなく、さすがはベースメーカーだけあってちゃんと使える品質を保っています。張替え直後の音色が好きで、早いサイクルで交換したい方におすすめの弦です。

 

【5位】Jim Dunlop マーカスミラー シグネチャーモデル 045-105

価格:2,880円

マーカスミラーという世界的に有名なベーシストのアーティストモデルです。多くのアーティストに影響を与えたと言われるマーカスミラーのこだわりが詰まっており、バンド内で埋もれないブライトな音色がおすすめするポイント

音色を好んで使うファンが多く、初心者のうちからいい音で練習して音のセンスを身に付けたいという方にピッタリ。

ベース弦の交換方法

ベース

初めてベース弦を交換する方は難しく感じるかもしれませんが、慣れてしまえば簡単です。
焦る必要はありませんので、ゆっくり確実にやってみましょう。

 

1:弦を外す
弦を緩める前にペンチやニッパーで切ってしまうと、強い力で張られている弦が跳ね返って顔などに当たりケガをする可能性があります必ず弦を緩めて、ぶらぶらの状態になってから切断しましょう。

2:ブリッジから弦を通す
ブリッジの穴からサドルの上に弦を通します。

3:弦の長さを合わせる
弦をピンと張り、ストリングポスト2個分くらいの余裕をもって弦を切断します。

4:ストリングポストに弦を入れる
先端を1cm程度折り曲げ、ストリングポストに弦を差し込みます。

5:ペグを巻く
弦が外れないように手で押さえながらペグを巻いていきます。

6:チューニングする
張りたての弦はなじむまで時間がかかるので、何度かチョーキングしながらチューニングすると安定します。

参考動画

ベース弦を交換するタイミングはどれくらい?

ベース

ベースの弦はギターなどと比べると太いため、劣化によって切れることはほぼありません。いつまでも使えてしまうので、初心者の方には交換のタイミングが分かりづらいものです。交換タイミングを検討する場合は、音色、サビ、弦のテンションの3つのポイントをチェックしてみましょう。

 

【音色】
弦は古くなると高音成分が少なくなり、少しこもったような音色になります。こもった音が好みであえて交換しない人もいるためこれといった決まりはありません。自分好みの音色が出なくなってきたと感じたら交換しましょう。

 

【サビ】
弦の素材は金属のため、手汗などによってサビが発生する場合があります。サビが浮いた弦を使っていると指を痛めますし、フレットなどにもダメージを与えます。弦にサビが出たらすぐに交換しましょう。

 

【弦のテンション】
長期間同じ弦を張っていると、ちゃんとチューニングしてもテンションが下がってきてゆるい状態になります。長期間同じ弦を使うと、新品に交換したときの差が大きくなって弾きづらいです。ピック弾き、指引きに関わらず、右手で弾きづらさを感じたら交換するといいでしょう。

あえて古い弦を使い続ける人もいますが、初心者のうちは一般的な感覚を身に付けるために定期的に交換しましょう。

最適なベースの弦高はどれくらい?

ベース

ベースはブリッジサドルの高さを変えて弦の高さを調整することができます。弦高は高いほどサスティーン(音の伸び)が良くなりますが、弦を押さえる力が必要になります。低くすると軽い力で押さえられてテクニカルなプレイに向いていますが、弦とフレットが接触してビビり音が発生しやすくなります。

最適なセッティングは奏法やベースの状態によって変わるため、一概には言えません。基準としては、メーカーがモデルごとに設定している工場出荷時の弦高を参考にすると良いでしょう。そこから好みで少しずつ上げたり下げたりして調整してみるのが分かりやすいです。

例えばFenderのジャズベースは17フレットと弦の隙間が2.4mmという風に決まっています。ほかのメーカーは基準となるフレットが違うこともあるので、必ず自分が持っているベースの基準を確認しましょう。

ネットで検索しても分からないときは、メーカーに直接問い合わせるのが確実です。お問い合わせフォームなどから、自分が持っているモデル名や型番を伝えて、標準の弦高を教えてもらいましょう。

最適な弦高セッティングが知りたいなら音楽教室に通うのがおすすめ

ベースの正しいセッティングや扱い方を身に付けるには、音楽教室を利用するのがおすすめです。自分のベースを持ち込んでレッスンを受けることが可能なため、プロの講師にセッティングや弦交換のコツを教えてもらえます。

もちろん正しい演奏技術も身に付きますので、初心者の方には特におすすめ。早い段階で効率の良い練習方法が身につくため、上達スピードも速くなります。

音楽教室に通うなら、全国に店舗を構えていて通いやすい「シアーミュージック」がおすすめ。ベースを練習したいと思ったきっかけからしっかりとヒアリングして、生徒のレベルに合わせたカリキュラムを組んでくれます。

シアーミュージックでは実際のレッスンを無料で体験することができます。教室の雰囲気や講師との相性なども確認することができますので、気になる方はまず申し込んでみましょう!

弾きやすいベース弦でどんどん上達してライブしよう!

ベース

今回は初心者の方におすすめな、弾きやすさを重視したベース弦について紹介しました。最初のうちは弾きやすい環境で、基本的なテクニックをしっかりと身に付けることが重要です。どんどん上達して演奏に自信がついたら、バンドを組んでライブで披露しましょう。ベースライフを思い切り楽しんでください。