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「簡単にベースのチューニングができる方法を知りたい」
「なぜかベースのチューニングが合わない」
「どのチューナーを使うべきかわからない」
ベースのチューニングにお困りのあなたへ、ベースのチューニング方法・基礎知識を丁寧に解説します。ベース初心者に役立つ情報はもちろん、上級者向けのチューニング方法もご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
目次
まずは「今すぐベースのチューニング方法を知りたい」というあなたへ、レギュラーチューニングのやり方をご紹介します。とても簡単なので初心者でもチューニング可能です。
※針が左の場合は音が低い→ペグを締めながら微調整
※針が右の場合は音が高い→ペグを一度緩めて、締めながら微調整
④残っている3弦も①~③と同様
実は「レギュラーチューニングをやってみたけど、チューニングが合わない」というケースもあります。それが以下の2つのケースです。
・クリップ式チューナーを使っている
・開放弦のチューニングは合っているが、フレットを押さえたときの音程が合わない
該当する人は次の対処法を実践してみてください。
クリップ式チューナーを使っている人は、静かな場所でチューニングするようにしてください。
詳しくは「ベースに使えるチューナーの種類」で後述しますが、クリップ式チューナーは周りの音を拾ってしまう特性があるのです。スタジオでチューニングする際などは、他の楽器の音が聞こえない環境でチューニングするようにしましょう。
ライブ会場などの騒がしい場所でチューニングをする機会が多い人は、シールドで音を送り込みチューナーができるカード型チューナーやペダル式チューナーがオススメです。周りの音に一切左右されず、精度の高いチューニングができます。
フレットを押さえたときの音程が合わない人は、オクターブチューニングを行いましょう。オクターブチューニングとは、各開放弦と12フレット(オクターブ)の音を同じにすることをいいます。弦を変えたときやネック・弦高を調整したときに、ズレてしまうことが多いので注意です。
オクターブチューニングはブリッジのサドルを調整して行うため、ドライバーとチューナーが必要です。
※実音が高い→時計回りにネジを調整、サドルをボディエンド側に動かす
※実音が低い→反時計回りにネジを調整、サドルをネック側に動かす
④各弦、②~③を行う
⑤全ての弦が終わったらもう一度①~④を繰り返し、完全に合ったか確認する
③のときに、チューナーを確認しながら少しずつサドルを動かしましょう。サドルが動きにくい場合は弦を緩めてサドル調整を行いましょう。
ベースに使えるチューナーはいろいろな種類があるので、どれを使うべきかわからないですよね。まずはチューナーの種類を知って、あなたに合ったチューナーを見つけましょう。
1番ベーシックなタイプのチューナーがカード型チューナーです。ベース初心者セットなどについているのも、カード型チューナーが多いようです。
メリット:アンプで出す音が正しいかチューニングできる(エレキベース向き)、持ち運びしやすく価格も安い、メトロノーム機能がついたものもある
デメリット:シールドで繋いでチューニングするので、アンプに繋ぎ直す手間がある(ライブ中などは不向き)
カード型チューナーはベース初心者に向いています。
クリップ式チューナーベースのヘッドに挟んで使います。弦の振動を拾ってチューニングします。
メリット:シールド不要で挟むだけなので手軽、持ち運びしやすく価格が安い
デメリット:静かな場所でないと正常にチューニングできない(スタジオ・バンド練習などには不向き)
クリップ式チューナーは家で練習したり、個別練習する際に向いています。
ペダルチューナーはその名の通り、足元に置いて使えるチューナです。シールドで接続しますが、ベースとアンプの間に入れるので接続の手間はありません。
メリット:ライブ中のチューニングがスマート、ミュート機能もある、チューニングの精度が高い
デメリット:大型なので持ち運びが難しい、価格が高い
ペダルチューナーは上級者やライブ出演時に向いています。
チューニングアプリはスマホからダウンロードが可能です。無料のチューニングアプリもあります。
アプリの詳細はこちら
メリット:スマホがあればチューニングができるので手軽、無料で使用できる
デメリット:スマホのマイクで音を拾うため、周辺環境が静かでなければならない
チューニングアプリはチューナーの予備として向いています。
ベースのチューニング方法は理解できたけど、もう少し詳しく知りたい!そんなベース初心者に向けて、よくある疑問をまとめました。
A.音名(ドレミファソラシド=CDEFGABC)を指しています。
ちなみにチューニングでは以下の音に合わせます。
4弦=E(ミ)
3弦=A(ラ)
2弦=D(レ)
1弦=G(ソ)
A.基本的に気にする必要はありません。
ベースやギター、キーボードなどでよく使用されるのは440Hzです。チューナーも初期設定が440Hzになっています。
ちなみにクラシックでは442Hzが多く、ピアノも441Hzや442Hzに設定されています。クラシックのセッション・レコーディングの際にはピアノに合わせたほうが良いです。
A.締めながら合わせる、チューニング繰り返すのがコツです。
緩めながら合わせると音程が狂いやすくなりますので、締めながらチューニングするのが効率的です。また、先に合わせた弦は緩みやすくなりますので、もう一度チューニングしましょう。
チューニングが正しくできたときのペグの位置をある程度覚えておくのも有効です。ベースのチューニングが大幅にズレることはあまりないので、微調整で済むことがほとんどです。適当にペグを回すと、時間がかかってしまうこともあるので注意しましょう。
ベース初心者はレギュラーチューニングで十分ですが、上級者になると曲によってチューニングを変えたり、5・6弦ベースを使用することもあります。そこで、上級者が使える、4種類のチューニングについて解説します。
音叉やピアノの音を使ったチューニング方法です。音叉の音はA(ラ)で、ベースの3弦の音と同じ音なので、チューナーなしでチューニングができます。調律されたピアノの音でも可能です。
音感を鍛えることも可能なので、覚えておくと得な方法です。
フラットチューニングは半音低くしたチューニングのことをいいます。
チューニングの音は以下のようになります。
4弦=E♭(=D♯)
3弦=A♭(=G♯)
2弦=D♭(=C♯)
1弦=G♭(=F♯)
それぞれの弦の最低音が半音下がるので演奏の幅が広がります。
ドロップDチューニングは4弦だけを1音低くしたチューニングのことをいいます。
チューニングの音は以下のようになります。
4弦=D(レ)
3弦=A(ラ)
2弦=D(レ)
1弦=G(ソ)
通常のチューニングでは最低音は「E(ミ)」しか出せないため、それより低い音「D(レ)」を出さなければいけないときに使います。
ドロップCチューニングは4弦だけを2音低くしたチューニングのことをいいます。
チューニングの音は以下のようになります。
4弦=C(ド)
3弦=A(ラ)
2弦=D(レ)
1弦=G(ソ)
ドロップDチューニングのときよりも低い音を出したいときに使います。
5弦ベースは通常のベースの低い方に1弦プラスされたものです。
チューニングの音は以下のようになります。
5弦=B(シ)
4弦=E(ミ)
3弦=A(ラ)
2弦=D(レ)
1弦=G(ソ)
6弦ベースは5弦ベースに高い方に1弦プラスされたものです。
チューニングの音は以下のようになります。
6弦=B(シ)
5弦=E(ミ)
4弦=A(ラ)
3弦=D(レ)
2弦=G(ソ)
1弦=C(ド)
今回はベースのチューニング方法や基礎知識をお伝えしました。
チューニングがしっかりできていないと、せっかくの演奏が台無しになってしまします。
レギュラーチューニングは簡単にできるので、初心者でも習得しておきたいですね。
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