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友達や職場の人に誘われることも多いカラオケ。しかし、歌に自信がないせいでカラオケを楽しめない人はたくさんいます。音程が合わないことを気にするあまり、人前で歌うことに抵抗がある、といった人も多いですよね。
そこで今回は、カラオケで音程が合わない原因や、音程を合わせるコツをご紹介します。ここで紹介するコツを掴めば、音程の正確性はぐっと上がり、人前でも自信を持って歌えるようになりますよ。
ぜひ音痴を克服して、今まで苦手だったカラオケを楽しめるようになりましょう。
目次
音程は、歌に限らず音楽をする上での基本です。歌の表現力やビブラートなどがどんなにうまくても、音程が合っていないと台無しになってしまいます。聴いている方が歌い手を音痴だと認識するのも、大部分の原因は音程が合っていないせいです。
もちろんうまく歌うには表現力なども重要ですが、まずは基本である音程を改善すれば、歌は格段に上達します。
カラオケの採点において、最も重要な項目は音程です。カラオケの機種や年代によって採点基準に多少の違いはありますが、どの採点機能でも共通して、音程は一番重要な項目になっています。
採点する機械は、音程正解率で算出した点数をベースにして、他の項目や加点を含めて得点を出しています。つまり、音程正解率が上がれば得点の底上げが可能ということです。
例えば、DAMの精密採点DXの場合、採点基準になっている6つの項目があります。
これらの項目をそれぞれ100点満点で採点し、そしてその平均値を出して総合得点を算出しています。更にこの6つの項目には、重要度がそれぞれ割り振られており
音程:
表現力:
ロングトーン:
ビブラート:
安定性:
リズム度:
となっています。重要度が一番高い音程の正解率が90%を超えれば、他の項目の点数が低かったとしても、十分90点以上を狙うことが可能です。
JOYSOUNDの分析採点3の場合、5つの項目が採点基準となっています。それぞれの点数配分がこちらです。
つまり、DAMの採点でもJOYSOUNDの採点でも、いかに正しい音程で歌うかが、高得点を狙うカギとなっています。
今まで歌に苦手意識を持っていた人や、人前で歌うのが恥ずかしかった人も、音程を合わせるコツを掴めば音痴を克服できます。音痴を克服すれば、人前でも自信を持って歌えるようになりますよ。
まずは、音程がずれたり低くなってしまう原因を知りましょう。何が原因なのかが分かれば、自分の改善するべきポイントがしっかり把握できます。普段自分がどのように歌っているか思い出しながら確認してみてください。
音程が合わない人の中で、音が上にずれる人はほとんどいません。多くの場合、声を当てる位置が低く、音程がフラットの状態になっています。フラットとは、正確な音程よりも音が少し下がった状態のことです。
ではなぜフラットになってしまうのでしょうか?それは、話し声のまま歌っているからです。
特に男性は普段の会話で声を発する際、胸や喉で声を響かせて低めのトーンで話します。胸や喉の響きは低周波の音が多いため、そのままの声で歌うとフラットの状態になりやすいのです。普段の話し声でも頭の方から高い声を出している人もたまにいますが、それはかなり稀なケースです。
話し声のまま歌う癖のある人は、意識しない限りは自分の出している音がフラットしていることになかなか気付きません。そのため、知らず知らずのうちに自分の歌っている音程と、実際に出ている音程の認識に誤差が生まれてしまいます。
歌う時に力みすぎてしまうのも、音程が合わない原因の一つです。体に無駄な力を入れると喉がしまり、喉の響きがうまく使えずに高音が出づらくなります。また、喉がしまると声量も下がるため、音程も安定しません。
そして、声が出なくて焦る➙もっと声を張ろうと意気込む➙更に力んでしまうという悪循環に陥ってしまうのです。
音程が安定しない原因として、腹式呼吸ができていない場合があります。腹式呼吸ができていないと、助骨が広がり声帯や胸部に緊張感や余計な力がかかります。そうなると呼吸が安定せず、音程のコントロールができずに音程がずれてしまうのです。
原曲を聴く段階で正確な音を聴き取れていないのも、音程が合わない原因になります。小さい音やブレスが混じった音などは特に聴き取りづらく、違う音として認識していることもあります。
また、音程自体は正確に聴き取れてはいるけれど、単純に覚えていないケースもあります。きちんと曲を覚えておらず、画面に出る歌詞を追いかけるのでいっぱいいっぱいになった経験はありませんか?
いくら音が正確に聴き取れていても、曲の流れや音程をうろ覚えの状態では、リズムに乗って正しい音は出せません。ましてや、歌詞を追うのに必死になっている状態で音程に集中するのは至難の業です。
ここから音程を合わせるための具体的なコツを紹介します。今まで意識してなかったことを意識してみることで、かなり音程が合わせやすくなりますよ。
音程がフラットになりがちな人は、声を当てる位置を軟口蓋や鼻腔の高い位置に持っていきましょう。そうすると、普段の話し声よりも少し高い声で発声できているのが分かります。
この感覚を掴むことでボイスポジションが上がり、音程がフラットになるのを改善することができます。この時に、出したい音程の中心に声を響かせる意識で歌うと、より安定感が増します。
歌う時に力んでしまう人は、余計な力を入れないようリラックスして歌うことを心がけましょう。緊張感がなくなるだけで、音程の取りやすさは随分変わってきます。歌う前に大きく深呼吸するのもおすすめです。
かといって、全く力が入っていないと声が出ないので、力の抜きすぎには注意が必要。力の抜き加減が分からない人は、まずは小さい声から自分の出しやすい音程を探り、リラックスして歌うことを意識してみてください。
声量がない・正しい発声方法ができていないと感じる人は、横隔膜の動きを意識して発声してみましょう。そうすると、声帯や胸部に緊張感や余計な力がかからなくなり、深くゆっくりとした呼吸ができるようになります。
腹式呼吸がしっかり使えるようになれば声量も上がり、音程のコントロールも抜群によくなりますよ。
原曲をしっかり聴き込むことも、音程を合わせるためにはとても大切です。歌詞を見ずに歌えるレベルまで聴き込めば、音程を合わせることに集中できます。
可能であれば、歌詞を見ずに採点機能で出てくる音程バーだけを見ましょう。音程バーだけに集中すれば、一つ一つの音を確認しながら歌えるので、音程の正解率はぐっと上がります。
また、音程バーだけを見れば自分の出している音が合っているのかどうかを細かくチェックできるので、音程の改善にはかなり有効な手段です。
カラオケや自宅でできる、音程を合わせるための練習方法をご紹介します。空いている時間などにコツコツ練習すれば、そのぶん早く上達することが可能です。
ピアノの鍵盤の音に合わせて発声練習をすると、正しい音程を取りやすくなるのでおすすめです。まずは鍵盤で一つ一つの音階を出しながら発声して、音程を合わせる感覚を掴みましょう。
少し慣れてきたら「ド・ファ」「ド・ラ」など、少し音程の離れたものをピアノと一緒になぞって発声してみましょう。更に慣れてきたら音階を増やして、リズムに合わせながら発声したりなど、徐々に難易度を上げていくとより音程を合わせるコツが掴めます。
ピアノがない場合は、ギターやバイオリンなど他の楽器でも練習可能です。
カラオケで実際に自分が歌っている時は、自分の音程の取り方の癖や、よく間違う音程などを把握しづらいものです。それらを把握するために、自分の音を録音して聴いてみましょう。
録音した歌を一度客観的に聴いてみると、それまで気付かなかった歌の癖や改善するべき点が見つかります。人によっては毎回決まって音程がずれるフレーズなどもあるので、もしそこが分かればそのフレーズを集中的に練習してみるといいですよ。
DAMの採点機能を使う時に、音程バーは黄色になっているのに、なぜか音程正解率があまり良くない場合があります。
実はDAMの精密採点DXでは、8/1半音単位で音程の正解率を算出しています。音程バーが黄色になっていても、更にその中で精密な音程正解率を出しているのです。
そのため、最後の得点画面に出る音程正解率を見れば、自分の音程がどれくらい合っているのか精密な点数を把握することができます。
もし歌っている時の音程バーが黄色になっている割合が多いのに点数が低い場合は、それは音程が8/1半音単位で微妙にずれています。更に音程正解率を上げたい人は、DAMの精密採点DXで出る正解率を基準にして練習してみましょう。
JOYSOUNDの分析採点は、音程・安定感・抑揚・コントロール・ロングトーンの5項目で評価されるので、自分の力量を測るのに適しています。
また、音程を重点的に練習をしたい人は、苦手なフレーズを繰り返し練習できる音程強化モードがおすすめです。
音程強化モードは、音程一致率が85%未満だったエリアを対象に繰り返し練習する機能で、クリアするまで次のフレーズに進めません。苦手なフレーズを何度も練習できるので、確実に音程がステップアップしますよ。
最近では、自宅で歌の練習ができるアプリもたくさんあります。自分の好きな時間に気軽に練習ができるのでおすすめです。ただし、中には無料のものだけではなく有料アプリもあるので、ダウンロードする際は金額を忘れずにチェックしましょう。おすすめの無料アプリをいくつかご紹介します。
カラオケ!好きなだけ歌いましょう(Yokee Music)
22万5千以上の収録曲があり、日本だけでなく世界中で人気のあるアプリです。エコー・リバーブ・コーラス・ラジオ機能の音響効果が搭載されているので、細かい設定で歌うことができます。
無料モードだと、録音や保存できる曲に制限があります。また、ソングブック画面にVIPという文字が付いているものは歌えません。
ただし、課金をしてVIPモードにすると、それらの制限が全てなくなります。VIPモードの料金は1カ月で520円、1年で3860円です。がっつりアプリを楽しんで練習したい方は、VIPモードがおすすめです。
歌スマ 持ってる曲で採点カラオケ(UK-DESIGN-TOKYO)
こちらは採点機能がついているアプリなので、自分の歌唱力を試すのに最適。歌の録音ができるので、自分の歌を確認することもできますよ。
こちらはアプリ内での課金はなく、全ての機能が無料で利用可能です。
毎日歌い放題!採点、録音も!カラオケJOYSOUND+(XING ING.)
アプリ自体は無料でダウンロード可能で、課金なしの状態なら1日1曲を無料で歌うことができます。
月額360円の課金をすれば、14万曲が制限なしで歌い放題になります。また、1回360円の課金で、10曲まで録音できるサービスも利用可能です。
➙『毎日歌い放題!採点、録音も!カラオケJOYSOUND』の公式サイトはこちら
ここで紹介したコツや練習を試したけど、それでもうまく音程が合わせられない場合は、ボイトレに通ってみるという手段もあります。
プロによる専門的な指導をマンツーマンで受ければ、自分では気づかなかった欠点なども指摘してくれるので、効果が出やすいです。どうしても正しい音程で歌いたい・カラオケ採点で更なる高得点を目指したい人は、ボイトレに通うことも検討してみましょう。
ボイトレ初心者には、東京を中心に展開している「ボーカルレッスン ミュウ」がおすすめです。歌を苦手としている人のための音痴克服コースや、初心者のための初心者コースなどがあります。初めてボイトレに通う人も、安心してレッスンを受けられますよ。
教室は10時~22時まで開いているので、学校や仕事帰りに練習できるのも嬉しいポイント。また、1レッスン5,000円~という非常に低価格な料金で、現役のプロによる指導や充実した設備を実現しています。そういったコスパの良さも人気の秘密です。
レコーディングレッスンや定期イベントも開催されており、幅広く歌を楽しめるのも魅力の一つ。無料でレンタルできるスタジオは、個人練習をしたい時にぴったりです。
ボーカルレッスンミュウ店舗一覧
渋谷校/吉祥寺校/新宿校
池袋校/秋葉原校/横浜校
大宮校/福岡天神校
こんな人におすすめ!
今なら無料体験レッスン受付中!気になった方は下のボタンから詳細を確認してみてください!
東京以外に住んでいる人は、全国に展開しているシアーミュージックがおすすめです。シアーミュージックは、歌だけでなく、ギターやピアノなどの弾き語りレッスンも行っています。
レッスン料金も1回5,000円~とミュウと同価格なので、コスパも良いです。月に数回あるレッスン内容を自分で振り分けることもできるので、自分の好みや目的に合ったレッスン内容を組むことができます。
いつでも無料で練習ブースを利用できるので、家ではなかなか練習できない人にもおすすめです。東京以外に住んでいる人で、弾き語りをしたい方・ギターボーカルを担当している方などは、ぜひシアーミュージックのボイトレに通ってみてはどうでしょう。
シアーミュージック店舗一覧
札幌校/仙台校/郡山校/大宮校/浦和校/所沢校/
千葉校/船橋校/柏校舎/
東京校/新宿校/上野校/
秋葉原校/渋谷校/下北沢校/
池袋校/五反田校/勝どき校/
赤羽校/立川校/吉祥寺校/
調布校/八王子校/町田校/
横浜校/川崎校/藤沢校/
本厚木校/高崎校/水戸校/
宇都宮校/岐阜校/静岡校/
浜松校/名駅校/栄校/
金山校/藤が丘校/奈良校/
京都校/西宮北口校/三宮校/
姫路校/大阪校/梅田校/
京橋校/なんば校/天王寺校/
堺東校/高槻校/枚方校/
豊中校/和歌山校/岡山校/
広島校/松山校/小倉校/
博多校/福岡天神校/熊本校/
那覇校
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カラオケで音程が合わないと悩んでいる人は多いでしょうが、音程が合わない原因を知り、それらを克服すれば音程は確実に良くなります。音程が良くなれば自分の歌に自信を持つことができ、人前でも堂々と歌えるようになりますよ。更なる歌の上達や、カラオケで高得点を出したい人は、ボイトレ教室に通うこともおすすめです。
今回ご紹介したコツを実践して音痴を克服し、カラオケを楽しめるようになりましょう。