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テレビなどのメディアで活躍しているアイドルを見て、私もあんな風になりたいと思ったことはありませんか?また、歌やダンスが好きな方も多いでしょう。
しかし、アイドルになりたいと思っても、最近では多種多様なアイドルやユニットが存在し、アイドル戦国時代と言われるほど競争も激しくなってきています。
では、一体アイドルになるには、どのような方法があるのでしょうか?
また、オーディションはどのようにして行われていて、合格するためにはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか?今回はアイドルになる方法について考えていきましょう。
アイドルと言っても、様々なタイプのアイドルが活躍しています。
どのようなタイプのアイドルになりたいかによって、今後の活動も変わってくるでしょう。
まずは、どのようなアイドルがいて、自分はどういうアイドルになりたいのかを考えましょう。
まずは、大手芸能事務所のアイドルがいます。ホリプロ主宰のホリプロタレントスカウトキャラバンや、オスカープロモーション主催の全日本国民的美少女コンテストなどのようなオーディションを経てデビューする方が多いでしょう。
また、スカウトによって所属が決まる場合もあります。大手芸能事務所ならではのバックアップによって、アイドルとしての活動だけでなく、モデルや女優、タレント、シンガーソングライターなど幅広く活躍することができるでしょう。
グループに所属するアイドルは、既存のアイドルグループの追加メンバーとしてオーディションに合格して所属したり、新しく立ち上げられるプロジェクトの初期メンバーとして合格する場合があります。
有名なアイドルグループとしては、モーニング娘。が所属するハロープロジェクトやAKB48を中心に展開するAKB48グループなどがあるでしょう。また、男性ではジャニーズ事務所が有名ですね。そのほかにもレコード会社や芸能事務所が立ち上げたアイドルグループがいます。
追加メンバーは定期的には募集していないので、好きなアイドルグループが募集をしていないか随時チェックしましょう。
また、レコード会社や芸能事務所などが行っているスクールに通うことで、実力が認められればデビューすることができる場合もあります。
セクシーなプロポーションを活かして、主に水着などで活躍するグラビアアイドルがいます。
芸能事務所のオーディションを受けて合格し、グラビアアイドルとして活動する方や青年向け雑誌やファッション誌が行うコンテストや、企業のイメージガールなどをきっかけに事務所に所属するようになる方がいます。
水着を着てグラビアページを飾るだけでなく、グラビアをきっかけに女優、タレントなどの道に進む方も多いですね。
グラビアアイドルが多く所属し、有名な事務所としてはプラチナムなどがあります。
地下アイドルは主に、2000年代に入り、アイドルの聖地と呼ばれ注目を集めた秋葉原で活動する、アイドルのことです。
特徴としてはメディアへの露出が少なく、ライブパフォーマンスを中心に活動する点です。また、ファンとの距離が近い点も大きな特徴です。
フリーランスで活動する方も多く、様々な事務所が募集しているので秋葉原のアイドル関連の店舗やネットで募集情報がないかチェックしましょう。
最近ではアニメの声を担当する声優さんでも、アイドルやタレント、歌手として活躍をする方も多くなってきました。
アニメが好きで特徴的な声に自信がある方は養成所に通い、声優さんになることも検討してみてはいかがでしょうか。
大きい事務所としてはアーツビジョンなどが有名で養成機関として日本ナレーション演技研究所があります。
ご当地アイドルとも呼ばれ、地元を拠点として活動するアイドルもいます。現在では各県に1,300組近くものグループが存在します。
ローカルアイドルは芸能事務所で募集している場合もありますが、企業が運営を行っていたり、地域活性化の一環として商工会議所青年部などの地方公共団体が行っている場合もあります。
また、地元での活動が人気を呼び、その後大手レコード会社や芸能事務所からメジャーデビューするケースもあります。広島で活動していたPerfumeなどが代表的なケースでしょう。
まだ、親元を離れることができない、地元が好きで盛り上げたいといった方は、地元でアイドルグループの募集や企画がないか確認してみましょう。
近年では、ニコニコ動画、Youtube、ツイキャス、17Live、SHOWROOM、ふわっち、LINE LIVEなど、ライブ動画配信サービスも多くあり、個人で歌やダンス、雑談などの動画配信をして活躍しているアイドルも多くいます。
また、個人で写真会や握手会、ライブなどのイベントを開くコスプレイヤーさんなども個人で行うアイドル活動と言えるでしょう。
広告やライブ配信サービス内のチップ、写真集やグッズなどの物販、撮影会の会費などによって直接収入を得ることも可能です。
こうした個人での活動がきっかけで芸能界デビューをする方も多くいらっしゃいますので、いろいろなことに挑戦してみたい、個人での活動があっていると感じる方はこのような活動も良いのではないでしょうか。
様々なタイプのアイドルが存在することがわかりました。では、どのようにすればアイドルになれるのでしょうか。代表的な例をご紹介します。
まずは、オーディションを受け、事務所や運営しているところの目に留まり、所属アイドルとして活躍するのが一番多い方法でしょう。
定期的に開催されるものや、不定期に募集をしているものがあります。しっかりとチェックしてチャンスを逃さずに応募しましょう。
アイドルとして芸能デビューする方法で、よく街でスカウトされたといった話を聞くことがあるでしょう。特にスカウトされやすい場所として有名なのは、原宿の竹下通り、GAP前や、渋谷の109周辺、センター街、渋谷駅ハチ公前周辺、表参道、池袋、新宿などです。また、地方でスカウトされた有名人も多く、地元の繁華街周辺などでもスカウトされることがあるでしょう。共通して言えるのは人が多く、特に若者が集まるスポットというところですね。
スカウトされる人の特徴としては、清潔感があり明るい印象で、メイクやファッションがシンプルで容姿がしっかりとわかる人、保護者と一緒に歩いていて声がかけやすい人などが挙げられます。
しかし、実際には路上でのスカウト行為は条例に違反している場合があり、警察の目が届かない範囲でゲリラ的に行われているのが実態です。
また、スカウトされたと思って詳しく話を聞くと全く違う内容だった、悪質な事務所だったといったケースもあります。
スカウトされるのは嬉しいことですが、仮にスカウトされた場合でも、自身の判断だけでついて行ったり、返事をするようなことは避けたほうが良いでしょう。
他には、ちょっとしたテレビや雑誌などのメディアに出演したことで、スカウトマンの目に留まることもあります。出演の機会があれば、積極的にアピールしてみるのも良いでしょう。
大手芸能事務所や、レコード会社、アイドルグループの運営は候補生としてレッスンを受けることができる養成所を設けている場合が多いです。
また、大手事務所とのつながりを持ち、安室奈美恵など多くの芸能人を輩出しているアクターズスクールなどのスクールもあります。
しっかりと歌やダンス、演技を身に着けてデビューしたいという方にはこうした養成所へ通うのもおすすめです。
アイドルと言っても個人で活動することもできます。オーディションやスクールに通う費用なども掛からずに自由にやることができるので、事務所に所属してメディアに出る芸能人になる以上に、とにかく多くの方に知ってほしい、多くの方と交流して元気を与えたいという方はそのまま個人で活動しても良いでしょう。
また、営業活動や企画運営、セルフプロデュースも行っていかなければいけないので多くのことが学べるかもしれません。
アイドルになる最も一般的な方法であるオーディションですが、実際にどのようにして受ければよいのでしょうか。また、受けた際に合格するために気を付けたいことはどのようなことがあるのでしょうか。
まずは、受けたいオーディションを探しましょう。気になるグループや事務所のホームページなどを検索して、募集していないか確認しましょう。また、大手事務所や企業が定期的に開催しているオーディションもあります。しっかりとリサーチしましょう。
受けたいオーディションが見つかったら、まずは応募しなくては始まりません。募集要項を見て、どのような人を探しているのか、自分の目標に合ったものかをしっかりと確認しましょう。
また、初めての場合はとても勇気がいることかもしれませんが、まずは気負わずにとにかく受けてみることを目標にしましょう。
一般的には、まず、履歴書やオーディション専用の応募用紙などを使っての書類選考がある場合が多いです。しっかりと自分の良さをアピールできる文章を作成しましょう。
また、書類選考にパスすると実際に面接や実技や特技の披露が何度かに分けてあります。形式も公開オーディションや非公開、個人面接、集団面接などの違いがあります。どのような面接になるかイメージをしておくとよいでしょう。
書類選考の重要なポイントの一つに写真があります。主に全身の写真、バストアップ(上半身)の写真が必要になることが多いです。
撮影方法としては家族や友達に撮ってもらう方法や、写真スタジオで撮ってもらう方法があります。
費用を掛けずに用意したい、家族や友人による写真の方がリラックスしていい写真が撮れるという方は、家族や友人に取ってもらいましょう。
写真スタジオでの撮影は費用もかかりますが、しっかりとした技術でポーズや表情など良さを引き出してくれるのでおすすめです。
オーディションに合格するためには、しっかりとした準備が必要です。まずは容姿や服装などの第一印象が決め手となります。
オーディションに向けて、顔やプロポーションの調子を整えていきましょう。そして、メイクや髪型、衣装も重要になってきます。
基本的には、衣装はロゴや柄が派手でなく、体のラインがわかるもの、髪型は顔がはっきり見える髪型、メイクも素の顔がわかる派手でないものなど、アピールしたい顔や体型が引き立つようなシンプルなものが良いでしょう。
また、オーディションを受けるグループに所属することがイメージできるような、世界観に合ったメイクや髪型、衣装にするとよいでしょう。
オーディションに合格するためには、いくつか気を付けたいポイントがあります。
①見た目の第一印象
準備の項目でも解説しましたが、服装や髪型、メイクに気をつけましょう。面接官はオーディションを受ける方の本来の姿、素材の良さを見たいと思っています。あまり着飾らず、ナチュラルなものにしましょう。
②性格や態度
ファンを元気にするパワーやファンを魅了する笑顔や明るさ、愛嬌の良さなどが感じられるように、受け答えは笑顔でハキハキと行いましょう。また、アイドルとして活動していくには、周囲への礼儀や、覚悟と責任感、グループ内での協調性なども必要です。質問への受け答えや態度から、アイドルとしての資質を示すようにしましょう。
③ファンを魅了する個性を持っているかどうか
自分自身を自己プロデュースして他のアイドルやオーディション受験者と差別化することが重要でしょう。自己分析して他の人とどう違い、どの点において優れているのかや、どのような特徴があるのかなどを考えて、自分のキャラクターや個性をしっかり発信していきましょう。
④パフォーマンスの面で優れたものを持っているか
オーディションの際には歌やダンス、演技などのパフォーマンスを披露する場もあるでしょう。慣れないうちは緊張して、持ち味を出せないかもしれません。
十分に練習をし、家族や友達に見てもらうなどして、少しでも人に見られる緊張感に慣れましょう。もともと苦手な方は養成所やスクールなどに入って舞台に慣れるのも良いでしょう。
アイドルの重要なスキルの一つに歌唱力があります。オーディションの実技審査では重要な審査のポイントとなるでしょう。歌うことが好きであれば歌唱力の高さや発声法がしっかりしていることは、その後の活動にも良い影響を与えます。歌える曲やパートの幅が広がる、演技やミュージカルの発声に役立つなど選択肢が広がることでしょう。
ボイトレに通って出せる音域を広げたり、声量を大きくする訓練、音程を正確に保つ訓練などを行い、歌唱力を磨いていきましょう。
オーディションに一回落ちるとモチベーションも下がり、自分はアイドルにはなれないんだと考えがちです。
しかし、現役のアイドルや歌手にも他のグループのオーディションには落ちたけれども、現在所属しているグループには受かったという方も多くいます。
アイドルとしての適性がなかったのではなく、事務所や企業側が求めていたものとは違ったり、少し他に抜きんでた人がいただけかもしれません。
あきらめることなく何度も受けましょう。次第にオーディションにも慣れ、パフォーマンスも発揮できるようになり、上手くマッチングするオーディションに出会えるでしょう。
誰もが一度はあこがれるアイドルという職業ですが、オーディションを始め、大変な訓練も多くあります。しかし、多くの方に愛され元気や笑顔をあたえられる存在というのは非常にやりがいがあるものでしょう。
しっかりとオーディションへの対策をしてチャレンジしてみましょう。