目次
DJに必要な機材
DJがやってみたいといっても機材がなければ練習もできません。DJを始めるために最低限必要となる機材を確認しておきましょう。
- プレイヤー
DJを始めるためにもっとも重要となる機材が「プレイヤー」です。プレイヤーがなければ曲を流すこともできません。プレイヤーは「ターンテーブル」、「CDJ」、「PCDJ」の3種類が存在します。それぞれに特徴が異なるため、好みのプレイスタイルや用途に合わせて選択しましょう。
- ヘッドホン
「ヘッドホン」は次の曲へとスムーズに移行させるため、DJにとって必要不可欠な機材の一つ。価格はさまざまですが、繊細な曲もしっかり聞き取ることが可能な4,000円以上の商品を選択しておくとよいでしょう。
- スピーカー・アンプ
楽曲の音を出すために「スピーカー」や「アンプ」も必要となります。DJ機材の中でも重要度が高くなるため、良い商品を選択したいところ。アンプ内蔵のスピーカーがおすすめです。
- DJミキサー
ラジオのDJとは違い、クラブやイベントのDJは曲と曲をミックスさせプレイします。このミックスに必要不可欠な機材が「DJミキサー」です。「DJミキサー」は「ターンテーブル」や「CDJ」を使ってプレイする人に必要。商品の性能によってDJのスタイルが決まってしまうため、慎重に選びたい機材です。
- AVケーブル
「AVケーブル」はDJミキサーとスピーカーやコンポをつなぎ合わせるために必要となります。
- カートリッジ
「カートリッジ」はプレイヤーとしてアナログレコードの「ターンテーブル」を使用している人に必要です。音を拾うための装置で、価格は5,000円から、高いもので2万円以上とさまざまです。
DJを始めるために準備すべき機材は意外と多いのですが、なかでもプレイヤーは3種類あるため、自分に合った機材を慎重に選択する必要があります。
DJ機材(プレイヤー)の特徴・選び方
ここからはDJをおこなうためにもっとも重要となる機材「プレイヤー」の特徴とともに選び方を解説していきます。
「ターンテーブル」、「CDJ」、「PCDJ」それぞれのメリット・デメリットを確認してください。
ターンテーブルの特徴
DJのイメージとしてもっとも想像する人が多い「ターンテーブル」を使ったプレイ。DJのルーツともいえる形ですが、ターンテーブルを使用したプレイには、アナログレコードと2台の機材が必要です。
スクラッチなどのテクニックを実践したい人におすすめで、ターンテーブルではないとできないテクニックも習得できるため、本格的にDJを開始したい人に向いています。
デメリットはそれなりの枚数のアナログレコードを所持する必要がある点。また、レコード自体がデリケートで手入れも難しいため、知識が必要となることは、初心者にとって難点といえるでしょう。
CDJの特徴
「CDJ」とはアナログレコードではなく、”CD”を使っておこなうことが可能なDJ機材を指します。機種によってはターンテーブルと同じようにスクラッチも可能です。
ターンテーブルに代わる機材の一つとして人気となっており、常設しているクラブも多いです。そのほとんどはパイオニア製であるため、購入することで同じ環境のもと自宅でも練習可能。
CDJはCDを使ってプレイできるため、アナログレコードのターンテーブルよりも手軽な点が大きなメリットです。
デメリットはCDJ自体の価格が高い点。アナログ的に操作できる機材の場合、7万円~10万円以上。それより高額な商品も多く存在します。
PCDJの特徴
「PCDJ」とはDJ専用ソフトを使用してMACやパソコンでプレイできる機材のこと。「PCDJ」の特徴は誰でも手軽に始められる敷居の低さです。パソコンに保存してある楽曲を使用できるため、アナログレコードやCDを購入する必要がありません。
価格は1万円~10万円と開きはありますが、ターンテーブルやCDJと比べて安く、3万円ほどの商品でも高機能モデルとなっています。初心者や家でDJをしたい人におすすめです。
デメリットはパソコンやタブレット、スマホのスペックに左右されてしまう点です。あまりに低いスペックのパソコンではフリーズするなど支障が出る場合もあります。
おすすめのDJ機材(プレイヤー)を紹介!
ここからは編集部が厳選したおすすめのDJ機材(プレイヤー)を「ターンテーブル」、「CDJ」、「PCDJ」の種類ごとに紹介していきます。
どのプレイヤーを購入しようか迷っている人は参考にしてください。
おすすめのターンテーブル
ターンテーブルをプレイヤーとして選択する場合、できるだけ品質の高い機材を購入する必要があります。注意点としてプレイするには2台の機材が必要となるため、その分、予算も多めに考えておきましょう。
ターンテーブルと言えば「テクニクス SL-1200MK5」が有名ですが、事業撤退により、新品で購入することができません。これから購入を検討する人は他ブランドの高性能な機材がおすすめです。
ターンテーブルは「強度が高い」「使い勝手がよい」「回転する力(トルク)の高さ」をポイントにして選ぶとよい機材を手に入れることが可能です。
Stanton M2 series ST.150 M2
これまで不動の地位を確立してきたTechnics(テクニクス)がターンテーブル事業を撤退したことにより、新たな高性能ターンテーブルとして人気となっているのがStanton(サントン)です。
「Stanton M2 series ST.150 M2」は回転する力(トルク)が業界最高レベルの4.5Kgf-cm。これによりスムーズで安定した操作が可能となりました。プロのDJも使用している最高峰のターンテーブルです。
【商品詳細】
アームの形状 | S字型トーンアーム |
トルク | 4.5Kgf-cm |
Denon DJ VL12 PRIME
「Denon DJ VL12 PRIME」はトルクが標準3.4Kgf-cm~業界最高峰の5Kgf-cmに切り替えが可能。プロも使用できる高品質なターンテーブルで安定性も抜群です。
【商品詳細】
アームの形状 | S字型トーンアーム |
トルク | 3.4Kgf-cm~5kgf-cm |
Pioneer DJ PLX-500-K
「Pioneer DJ PLX-500-K」はトルクが1.6Kgf-cm以上のターンテーブルです。トルクが1.5kgf-cm以下の場合、スクラッチしたときの音程に違和感が残るため、その点はクリアした機材といえます。
トルク1.5kgf-cmを下回る低価格な機材も販売されていますが、扱いが難しく、上達に時間がかかるため、できるだけ避けたほうが無難です。
【商品詳細】
アームの形状 | S字型トーンアーム |
トルク | 1.6Kgf-cm以上 |
おすすめのCDJ
CDJでプレイする場合、2台の機材とミキサー1台が必要です。スクラッチ可能で性能が高いモデルは価格も高くなります。低価格モデルでもスクラッチ可能な機材も販売されていますが、反応が悪いためおすすめできません。
CDJはCDの使用だけではなくMP3などのファイルが取り込んでプレイできるモデルも増えてきます。クラブに常設されていることも多く、オールジャンルで使用可能です。
Pioneer CDJ-850-K
「Pioneer CDJ-850-K」はCDだけではなくUSB内にある楽曲も使用可能です。クラブでプレイする環境に近い状況を再現でき、MP3などの音声ファイルにも対応しています。いつかクラブでDJデビューしたいと考えている人にもおすすめの機材です。
【商品詳細】
再生可能なメディア | USB、音楽CD、CD-R/RW |
再生可能なファイル | MP3、AAC、WAV、AIFF |
Pioneer CDJ-350
「Pioneer CDJ-350」は10万円以下で購入できるベーシックタイプのCDJです。低価格ですが、CD以外にもUSB、MP3はもちろん、AAC、WAVなどさまざまなファイルが使用できます。
【商品詳細】
再生可能なメディア | USB、音楽CD、CD-R/RW |
再生可能なファイル | MP3、AAC、WAV、AIFF |
DENON SC5000 PRIME
「DENON SC5000 PRIME」は7インチのDHディスプレイを採用した高品質モデル。USBやSDカードのほか、WAV、AIFFなどに対応しています。価格は10万円後半と高額ですが、革新的なプレイヤーといわれるだけあり、各所に最新の機能を搭載しています。
【商品詳細】
再生可能なメディア | USB、SDカード |
再生可能なファイル | WAV、AIFF、FLAC、ALAC |
おすすめのPCDJ
「PCDJ」はターンテーブルやCDJと違い1台購入するだけでDJのプレイが可能です。パソコンやMacを保有していない人は、スマホやタブレットで操作可能なPCDJを購入する必要があります。
PCDJを選択する際には搭載されているソフトもチェックしてください。1万円~10万円ほどと価格に幅があるPCDJですが、その差は搭載されているソフトによっても変わります。有名なのは「Serato」「TRAKTOR」「VIRTUAL DJ」「rekordbox DJ」など。
PCDJは、ほかの機材と違い低価格で始めることもできるため、初心者や趣味として自宅でプレイしたい人にもおすすめです。
Pioneer DDJ-1000
「Pioneer DDJ-1000」は現場仕様の機材として人気の商品。クラブなどに常設してあるCDJとDJミキサーを1まとめにしたような機材であるため、自宅で練習することにより、現場でも違和感なく操作可能です。付属のソフトは「rekordbox dj」です。
【商品詳細】
ソフト | rekordbox dj |
主な特徴 | 使用可能OS:Mac/Windows |
Numark Mixdeck Express
「Numark Mixdeck Express」はミキサー一体型のCDJで、USBやMP3のデータが使用できます。「serato DJ Intro」をダウンロードすることによりパソコンでの操作が可能。PCDJとして使うこともできます。10万円を下回る価格ですがスクラッチもでき、クラブや自宅で大活躍が期待される機材です。
【商品詳細】
ソフト | Serato DJ Intro(ダウンロード提供) |
主な特徴 | CD、MP3 CD、USBメモリも使用可能 |
Pioneer DDJ-SX3
「Pioneer DDJ-SX3」はDJプレイをおこないながら最大で3人までマイクを接続し、MC可能なPCDJです。2台同時にパソコンやMacと接続でき、同時に楽曲が再生できるため、複数人のプレイなどさまざまな用途で使用できる一台です。
【商品詳細】
ソフト | Serato DJ Pro |
主な特徴 | 最大3人までマイク使用可能。2台同時にパソコン/Macに接続可能。 |
初心者向けDJ機材セットもおすすめ
初心者の場合、DJをするためには、プレイヤーだけでなく、スピーカーやヘッドホンなども用意しなければなりません。一つひとつにこだわって購入したいところですが、その場合、多くの費用が必要となります。
費用がかけられないけど、どうしてもDJを始めたいという人は、店頭で販売されている”初心者向けセット”の利用も検討してください。
初心者向けセットはDJを始めるために必要な最低限の機材が揃って販売されています。選ぶ手間も省け、価格的にもお得に購入できる可能性が高くなります。
DJ機材はレンタルや中古の利用も考えよう
DJ機材はプレイヤーだけでも高性能なモデルになると数十万円と高額。そのため選択するうえで失敗だけは避けたいもの。
初心者でも初めから高性能の機材を購入する人もいますが、イメージや使い心地が違うなど、買ってから後悔しないためにも、まずはレンタルして各機材の使い心地を確認してみることも一つの方法です。
また、新品で購入すると高額なモデルでも中古品であれば手軽な価格で手に入れることも可能です。DJ機材は周辺機器を含めるとかなりの予算が必要となるため、レンタルや中古を上手に利用することも考えるとよいでしょう。
DJ機材の使い方がわからない人はスクールで習得すべき
初心者の場合、DJ機材を購入したはいいものの、使い方わからないなど予期せぬ事態が起こることも考えなければなりません。
独学で始めようとしている場合、使い方のほか、テクニックの習得などにかなりの時間が必要となります。早く上達し、一人前にDJができるようになりたい場合、もっとも効率のよい方法はプロや経験者から教えてもらえるスクールに通うことです。
DJスクールにはさまざまな形態が存在しますが、おすすめは直接アドバイスが受けられるマンツーマンレッスンです。
DJスクールのなかにはグループレッスンを開催している教室もあります。グループレッスンは費用が安いことに加え、同じ趣味をもつ人と知り合うことができます。しかし、レッスン内容は教則本やネットで調べれば学べる程度のレベルであるため、お金を払ってわざわざ通う意味がないのです。一方、マンツーマンレッスンであればさまざまな疑問をプロの講師に直接聞くことができ、素早く解決できます。あなたに合った質の高いカリキュラムも組まれるため、DJの腕前が上達するスピードも高まります。
マンツーマンレッスンが実施されているDJスクールのなかでも編集部が特におすすめするのは全国規模で展開している【EYS音楽教室】です。
EYS音楽教室の特徴はDJとして経験豊富な講師からアドバイスが受けられる点!DJ機材の選び方やセッティングの方法など初歩的なこともしっかりと教えてくれます。そのほかにも、楽曲探しやCD制作などにも対応。EYS音楽教室主催のイベントやパーティーなどでDJとして実演できるため、習得した技術を人前で披露するサポートもしかっりと受けられます。
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自分に合ったDJ機材を選択して使いこなそう!
DJとしての第一歩は機材を手に入れ、練習することが第一。しかし、一式揃えるとそれなりの費用が必要となります。後悔しないためにも自分の目的に合った機材を選択してください。
機材のなかでも重要なプレイヤーがなかなか選べないと言う人は今回ご紹介したおすすめ商品を参考することや、機材選びから相談できるDJスクール(編集部のおすすめは【EYS音楽教室】)に通うことも検討してください。マンツーマンレッスンであれば、さまざまな知識とともに、テクニックの向上も目指せます。
この記事でご紹介したDJ機材の知識や選び方が初心者のみなさんとってに少しでもお役立ちできれば幸いです。